Appleが本日リリースした「Safari Technology Preview v102」で、画像と動画の遅延読み込み「Lazy Image Loading」が実験的に利用可能になっています。詳細は以下から。
AppleおよびWebKitチームは現地時間2020年03月05日、AppleOSのデフォルトブラウザであるSafariの次期バージョンで採用が予定されている新機能や不具合修正を行った「Safari Technology Preview v102 (以下、STP v102)」をmacOS 10.14 MojaveおよびmacOS 10.15 Catalina向けにリリースしましたが、同バージョンではv101でオプションはあるものの利用できない状態だった画像と動画の遅延読み込み「Lazy Image Loading」が利用できるようになっています。
Safari Technology Preview Release 102 is now available for download for macOS Catalina and macOS Mojave. If you already have Safari Technology Preview installed, you can update in the Software Update pane of System Preferences on macOS.
This release covers WebKit revisions 256576-257162.Release Notes for Safari Technology Preview 102 – WebKit
STP v102のリリースノートには特に記載はありませんが、STP v102に含まれるWebKitのリビジョン256576~257162には、Apple WebKitチームのSimon Fraserさんらが修正していた“Main implementation for lazy image loading”が含まれており、GoogleのMathias Bynensさんが公開しているデモサイトを開くと、以下の通りスクロールに合わせて画像が読み込まれます。
ただ、動画からわかるように、[Experimental Features]で「✅Lazy Image Loading」をOnにしていないと、loading=“lazy”属性の付いたimgタグの画像が読み込まれない問題も残っているようなので、Safariへの実装はまだ先(Safari v14?)になると思われます。
- loading=lazy demo – mathiasbynens.be
- Release Notes for Safari Technology Preview 102 – WebKit
- イメージと動画の遅延読み込み – Web Fundamentals – Google Developers
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