Apple、マスクをしたままFace IDでiPhoneのロック解除や認証をサポートした「iOS 15.4」と、ユニバーサルコントロールをサポートした「iPadOS 15.4」を正式にリリース。

iOS 15.4とiPadOS 15.4 iOS15
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 Apple、マスクをしたままFace IDでのiPhoneのロック解除や認証をサポートした「iOS 15.4」と、ユニバーサルコントロールをサポートした「iPadOS 15.4」を正式にリリースしています。詳細は以下から。

iOS 15

 Appleは現地時間2022年03月14日、iPhone 6s以降のiPhone, 第7世代iPod touch, 全てのiPad Proモデル, iPad Air 2以降, 第5世代iPad以降, iPad mini 4以降のiPadデバイス向けに「iOS 15.4/iPadOS 15.4 Build 19E241」を正式にリリースしています。

iOS 15.4とiPadOS 15.4

iOS 15.3.1ではiPhoneの重要なセキュリティアップデートが提供され、点字ディスプレイが応答しなくなることがある問題が修正されています。

リリースノートより

 Appleは2021年04月にリリースしたiOS 14.5およびwatchOS 7.4で、Apple Watchが装着&アンロック状態に、そのApple WatchとペアリングされたFace ID対応のiPhoneのロックを解除できる機能を追加しましたが、「iOS 15.4」では、iPhone 12以降でApple Watchなしでもマスク着用時にFace IDを利用してiPhoneをアンロックしたり、Apple Payなどの認証を行うことが可能になっています。

iPhone 12 以降でマスク着用時に Face ID を使う

 また、iPadOS 15.4では、同じく本日リリースされた「macOS 12.3 Monterey」で、1組のキーボードとマウスを最大3台のMac/iPadと共有し、操作することができるユニバーサルコントロール機能をサポートしています。

Mac Studioとユニバーサルコントロール

iOS 15.4のリリースノート

Face ID

  • iPhone 12以降で、マスクを着用したままFace IDを使用できるオプション
  • Apple Pay、およびSafariとApp内のパスワード自動入力で、マスクを着用したままFace IDを使用可能

絵文字

  • 絵文字キーボードで、顔の表情、手のジェスチャー、調度品などの新しい絵文字を使用可能
  • 握手の絵文字で、それぞれの手に別々のスキントーンを選択可能

FaceTime

  • SharePlayのセッションを対応Appから直接開始可能

Siri

  • iPhone XS、iPhone XR、iPhone 11以降では、オフラインの間もSiriが日付と時刻の情報を応答可能

ワクチン接種カード

  • “ヘルスケア”がEUデジタルCOVID証明書に対応し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種、検査結果、および回復状況の検証可能な記録をダウンロードして保存可能
  • Appleウォレットの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種カードがEUデジタルCOVID証明書の書式に対応

このリリースにはiPhone用の以下の機能向上も含まれます:

  • SafariのWebページ翻訳機能がイタリア語と中国語(繁体字)に対応
  • Podcast Appにエピソードフィルタが追加され、シーズンや再生済み、未再生、保存済み、またはダウンロード済みのエピソードを絞り込み可能
  • iCloudのカスタムメールドメインを“設定”から管理可能
  • “ショートカット”が“リマインダー”とのタグの追加/削除/検索に対応
  • “緊急SOS”の設定をすべてのユーザを対象に“長押しして通報”を使用するように変更。“5回押して通報”は“緊急SOS”の設定のオプションとして今後も利用可能
  • “拡大鏡”のクローズアップ機能で、iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxの超広角カメラを使用して小さなものを見やすくすることが可能
  • “設定”で保存済みのパスワードに自分用のメモを追加可能

このリリースにはiPhone用のバグ修正も含まれます:

  • キーボードで入力した数字の間にピリオドが挿入される場合がある問題
  • 写真とビデオがiCloud写真ライブラリに同期されない場合がある問題
  • “ブック” App内で“画面の読み上げ”のアクセシビリティ機能が予期せず終了する場合がある問題
  • コントロールセンターでライブリスニングをオフに切り替えてもオフにならないことがある問題

iPadOS 15.4のリリースノート

ユニバーサルコントロール

  • ユニバーサルコントロールにより、1組のマウスとキーボードでiPadとMacの両方を操作可能
  • テキスト入力はiPadまたはMacのどちらからでも可能、また両者間でファイルのドラッグ&ドロップが可能

絵文字

  • 顔の表情、手のジェスチャー、調度品などの新しい絵文字
  • 握手の絵文字で、それぞれの手に別々のスキントーンを選択可能

FaceTime

  • SharePlayのセッションを対応Appから直接開始可能

Siri

  • A12Z Bionic以降を搭載したiPad Proでは、オフラインの間もSiriが日付と時刻の情報を応答可能

このリリースにはiPad用の以下の機能向上も含まれます:

  • iPad(第5世代以降)、iPad mini(第4世代と第5世代)、iPad Air 2、iPad Air(第3世代と第4世代)、およびiPad Proで、音量コントロールをiPadの向きに合わせて調整されるように設定可能
  • iCloudのカスタムメールドメインを“設定”から管理可能
  • SafariのWebページ翻訳機能がイタリア語と中国語(繁体字)に対応
  • Podcast Appにエピソードフィルタが追加され、シーズンや再生済み、未再生、保存済み、またはダウンロード済みのエピソードを絞り込み可能
  • “ショートカット”が“リマインダー”のタグに対応。“ショートカット”を作成および編集するときにタグの追加/削除/検索が可能
  • セキュリティに関する勧告を非表示にすることが可能
  • “設定”で保存済みのパスワードに自分用のメモを追加可能

このリリースにはiPad用のバグ修正も含まれます:

  • キーボードで入力した数字の間にピリオドが挿入される場合がある問題
  • 写真とビデオがiCloud写真ライブラリに同期されない場合がある問題
  • “ブック” App内で“画面の読み上げ”のアクセシビリティ機能が予期せず終了する場合がある問題
  • コントロールセンターでライブリスニングをオフに切り替えてもオフにならないことがある問題

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