Apple SiliconとScreenCaptureKitに対応した「OBS Studio v28」と旧バージョンの比較してみました。詳細は以下から。
OBS (Open Broadcaster Software) Projectは現地時間2022年08月02日、クロスプラットフォーム対応のライブ配信アプリ「OBS Studio v28.0」のBeta 1をリリースし、同バージョンではApple Siliconがネイティブサポートされ、macOSで導入されたScreenCaptureKitが利用可能になっているということで、旧バージョンと比較テストをしてみました。
OBS Studio v28.0 vs v27.x
テストに利用したのはMacBook Air (M2, 2022)と、OBS Studio v28.0 (Arm64)およびv27.2.4 (x86_64)版で、まず、最も分かりやすい例として、Twitchの「Audio/Video Sync Test 1080P60」をQuickTimeで再生&OBS Studioで録画し、両方のフレームレート(スキップ)を比較してみました。
結果は以下の通り、ScreenCaptureKitが利用可能になったOBS Studio v28では、ほぼ60フレームで録画できているのに対し、OBS Studio v27.2.4では、10~20フレーム程度しか録画できておらず、10ms単位で遅延も発生し、
スーパーマリオなど実際のアクションゲーム配信時でも、加速時などにフレームスキップや大きな遅延が目立つ形となっていましたが、Apple Silicon MacとOBS Studio v28.0では、その現象もほとんど見られません。
また、OBS Studio v28.0では、ScreenCaptureKitに加え、Apple Siliconをネイティブサポートしたことで、CPUやメモリ使用率が削減できているので、Apple Silicon Macでライブ配信をされている方は試しいてみてください。
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