AppleはmacOS 13 VenturaとiOS 16で、MacやiPhoneを再起動せず重要なセキュリティアップデートだけを適用できる「Rapid Security Response」機能を導入するそうです。詳細は以下から。
Appleは日本時間2022年06月07日午前02時から、世界開発者会議(WWDC22)をオンラインで開催し、その基調講演の中で、MacやiPhone/iPad用OS「macOS 13 Ventura」や「iOS 16/iPadOS 16」を今年後半にもリリースすると発表しましたが、
この基調講演のiOS 16の新機能を紹介する最後のパートで言及されていた「Rapid Security Response」は、いわゆる配布の最適化機能で、この機能が実装されることにより、ユーザーはMacやiPhone、iPadを再起動せずに、重要なセキュリティアップデートだけをmacOSやiOS、iPadOSに適用することが可能になるそうです。
Rapid Security Response
Get important security improvements to your devices even faster. These improvements can be applied automatically between standard software updates.iOS 16 Preview – Apple
Rapid Security Response
Appleは現在、月例のソフトウェア・アップデートに、OSやアプリの新機能、バグの修正、セキュリティパッチを同梱し配布していますが、macOS 13 VenturaやiOS/iPadOS 16では、このRapid Security Responseにより、セキュリティアップデートだけをデバイスの再起動なく迅速に適用することができるそうです。
また、AppleはiOS 15/iPadOS 15から、最新のiOS/iPadOS (15)の1つ前のiOS/iPadOS (14)にもセキュリティアップデートの提供を続けていますが、これに加えてRapid Security Responseが導入されることで、来年リリースされるであろうiOS 17/iPadOS 17後のiOS 16/iPadOS 16向けセキュリティアップデートの配布が、より迅速に行えるようになりそうです。
- iOS 16 Preview – Apple
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