iPad Pro (12.9インチ)のLiquid Retina XDRディスプレイを、プロクリエイター向けのリファレンス用Sidecarディスプレイとして利用できるのはApple Silicon Macのみに。

iPadOS16ではリファレンスモードがサポート iOS 16/iPadOS 16
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 iPad Pro (12.9インチ)のLiquid Retina XDRディスプレイを、プロクリエイター向けのリファレンスモードSidecarとして利用できるのはApple Silicon Macのみになるようです。詳細は以下から。

リファレンスモード

 現在、Appleがプロクリエイター向けに販売しているStudio DisplayやPro Display XDR、MacBook Pro (14/16インチ)、iPad Pro (12.9インチ)には、指定された色空間やホワイトポイント、ガンマ、明るさを忠実に再現できるLiquid Retina XDRディスプレイが採用され、

MacBook Pro (14/16インチ, 2021)のLiquid Retina XDR

デジタルシネマ編集や高解像度写真、Webデザイン、出版物の編集など、レビューや承認、カラーグレーディングといった正確な色味と一貫した画質が重要なワークフローに合わせて、色空間やホワイトポイントなどを切り替え/カスタマイズできるリファレンスモードが利用できます。

Liquid Retina XDRのリファレンスモード

iPadOS 16とリファレンスモード

 Appleは日本時間2022年06月07日から開催している世界開発者会議(WWDC22)の基調講演で、次期iPadOS 16では、Liquid Retina XDRディスプレイを搭載したiPad Pro (12.9インチ)でもリファレンスモードがサポートされ、

iPadOS 16で導入されるリファレンスモード

12.9インチiPad Proでは、一般的な色基準のリファレンスカラーも、SDRおよびHDRのビデオフォーマットのリファレンスカラーも表示できるようになります。カラーが極めて重要なワークフローで、iPad Proを単独のデバイスとしても、MacのSidecar機能を使ったリファレンス用ディスプレイとしても活用できます*6。

iPadOS 16プレビュー – Apple

Macユーザーは、iPadをMacのセカンドディスプレイに使用できるSidecar機能を利用し、Liquid Retina XDRディスプレイ搭載のiPad Pro (12.9インチ)をリファレンス用ディスプレイとし利用できるようになると発表されましたが、

iPad Pro (12.9インチ)リファレンス用ディスプレイ

Appleが公開したiPadOS 16のプレビューページには、この機能は「Appleシリコンを搭載したMacコンピュータで利用できます」と注釈が付けれれているため、iPad Pro (12.9インチ)のLiquid Retina XDRディスプレイをリファレンス用ディスプレイとして利用するには、Intel MacではなくApple M1チップ以上を搭載したMacが必要となるようです。

リファレンス用ディスプレイ機能のシステム要件

*6 Liquid Retina XDRディスプレイを搭載した12.9インチiPad ProとAppleシリコンを搭載したMacコンピュータで利用できます。

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