Androidスマートフォンを利用して、周囲にあるAppleのAirTagを検出できる「トラッカー検出 (Tracker Detect)」が日本語を含む36言語に対応しています。詳細は以下から。
Appleは2021年04月に、Appleの探すネットワークとアプリに対応した紛失防止タグ「AirTag」を発売しましたが、その後このAirTagを利用したストーカー行為や窃盗などの犯罪が横行し、Appleは今年02月にAirTagを利用した不要な追跡に対する対策を2022年後半にもアップデートで提供すると発表しましたが、
AirTagは、人々が自分の持ち物を見つけやすくするために設計されており、人や他人の所有物を追跡するためのものではありません。私たちはApple製品のあらゆる悪用を断固として非難します。不要な追跡はこれまで何度か社会的な問題となっており、私たちはAirTagの設計においてこの懸念に真摯に取り組んできました。
AirTagと不要な追跡に関するアップデート – Apple
現地時間2022年03月17日、Appleが昨年12月にAndroidスマートフォン向けにリリースしたAirTag検出アプリ「トラッカー検出 (英語ではTracker Detect)」がv1.1へアップデートされ、日本語を含む36言語に対応しています。
このリリースでは36言語の対応が追加されました。
リリースノートより
トラッカー検出 v1.1では新機能は追加されていないものの、AirTagまたはFind My互換トラッカーが所有者のiPhoneのBluetooth通信領域から離れ、10分以内に第三者(トラッカー検出アプリの使用者)の近くにあることが確認できると、
AirTagをアプリに表示し、そのAirTagからサウンドを鳴らして場所を特定できるようにしてくれるので、AirTagによる追跡が気になるAndroidユーザーの方は利用してみてください。
誰かが AirTag や別のアイテムトラッカーを使ってあなたの位置情報を追跡していると思う場合は、スキャンして探してみることができます。この App で 10 分以内に AirTag や「探す」対応のアイテムトラッカーが近くにあることが検知されたら、音を鳴らして、どこにあるのか探せます。
追記
実際に、まだ未使用のAirTagを利用して試してみたところ、数十分後に「不明なAirTag」として検出でき、AndroidデバイスからAirTagのサウンドを再生させ、ボタン電池を取り除いて完全に無効化する手順も日本語で表示されましたが、
このAirTagの持ち主を特定する手立てはないので、ストーカー行為などに使われたとしても、最終的には自国の法執行機関や警察に相談するしかないようです。
- トラッカー検出 – Google Play のアプリ
- AirTagと不要な追跡に関するアップデート – Apple
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