Appleが探すネットワークとアプリに対応した紛失防止タグ「AirTag」を1個3,800円で4月30日より販売を開始すると発表しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2021年04月20日に開催したスペシャルイベント「Spring loaded.」の中で、Appleの探すネットワークとアプリに対応した紛失防止タグ「AirTag」を04月30日より発売すると発表しています。
カリフォルニア州クパティーノAppleは本日、AirTagを発表しました。この小さくて洗練されたデザインのアクセサリは、Appleの「探す」アプリケーションを使って大切な持ち物を追跡して見つけだすのに役立ちます。ハンドバッグや鍵、バックパックやその他の物、何に取りつけてあっても、AirTagは広大な世界中の「探す」ネットワーク1を利用し、エンドツーエンドの暗号化により位置情報のプライバシーを保護し匿名化しながら、紛失した物を見つけだすお手伝いをします。
Apple、AirTagを発表 – Apple
AirTagはTileやGalaxy SmartTagのようにタグからのBluetooth信号をiPhoneで検知してタグに接続されている鍵や財布、バッグなどの位置を探すことができるデバイスで、筺体はステンレススチール製でIP67等級の耐水性能と防塵性能を備え、内部には音を鳴らして見つけやすくするためのスピーカーを搭載。
価格は1個パック税込3,800円、4個パックで12,800円となっており、表面にはテキストや31種類の絵文字のセレクションから好きなものを選んで刻印するサービスも無料で提供されており、注文は日本時間04月23日午後9時、販売は04月30日(金)からとなっています。
また、AirTagには超広帯域テクノロジーのU1チップが搭載されており、同じくU1チップを搭載したiPhone 11とiPhone 12では超広帯域テクノロジーとカメラ、加速度センサー、ジャイロスコープの情報を組み合わせてユーザーをAirTagまで誘導する「正確な場所を見つける (Precision Finding)」機能が利用できるようになっています。
このような機能はSamsungのGalaxy SmartTag+と同じですが、AppleのAirTagは10億台にも及ぶAppleデバイスの探すネットワークのエコシステムが活用可能で、この探すネットワークを利用すれば、例えデバイスがオフラインでも近くをAppleユーザーが通れば検出することができるようになります。
もちろんAppleはプライバシーに配慮し、探すネットワークは識別子が一定間隔で変更され通信はEnd-to-End暗号されており、AirTagが不要な追跡に使われないように未知のタグから警報音を鳴らす機能などを初期段階で導入しているそうなので、1つ持っておくと便利かもしれません。
また、AirTagは不要な追跡に使われない為の事前対策と共に設計されており、これは業界初です。AirTagによって送信されたBluetooth信号の識別子は頻繁に変更され、不要な位置情報の追跡を防ぎます。iOSデバイスも、本来の持ち主の側にないAirTagを検知でき、時間が経過しても未知のAirTagがデバイスのユーザーと一緒に場所を移動していると思われる場合に、ユーザーに通知します。ユーザーがiOSデバイスを持っていない場合でも、持ち主から離れて一定の時間が経ったAirTagは、移動した時に音を鳴らして注意を促します。ユーザーが未知のAirTagを検出した場合、iPhoneまたはNFC対応デバイスを軽くあてると、指示が表示されて未知のAirTagを無効にする方法を案内してくれます。
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- Apple AirTag – Amazon.co.jp
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