Android Debug Bridge経由でMacからAndroidデバイスのファイルを操作できるアプリ「DroidDock」がリリースされています。詳細は以下から。
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Googleが2024年07月に、MacとAndroidをUSB接続しファイルの転送を可能にする「Android File Transfer」アプリの配布サイトをクローズして以降、MacとAndroidデバイス間のファイル転送は、MacDroidやAxchangeなどの有料アプリやOpenMTPに依存しがちですが、新たにAndroid Debug Bridge(ADB)を利用し、MacとAndroid間でデータを転送できる「DroidDock」がリリースされています。

DroidDockはインドのRajiv Subramanianさんが公開したMac用ADBクライアントで、Homebrewを利用しMacへADB(“android-platform-tools”)をインストールし、パスを指定するだけで、ADBがGUIで利用できるようになります。

brew install android-platform-tools /opt/homebrew/bin/adb
DroidDockはTauri+Rustで開発され、ソースコードはオープンソース(MIT)で公開されており、ファイル検索やキーボードショートカット、サムネイル表示、隠しファイルの表示、ダークモード、デバイスごとのストレージパス検出機能などが実装されていますが、

DroidDock v0.1.0の機能
- 📷 File Preview Preview images and text files in-app
- 💾 Drag & Drop Drag files to/from the app
- 📱 Multiple Devices View multiple devices simultaneously
- ⏱️ File Sync Sync files between Mac and Android
- 📊 Sortable Columns Sort files by name, size, date, etc.
- 📈 Transfer Progress Show progress bars for file transfers
- 📁 Folder Download/Upload Support for transferring entire directories
RajivさんはApple Developer Programに加入しておらず、開発者署名や公証も取得していないため、利用するにはアプリを起動後、Gatekeeperがゴミ箱に入れるのを止め、システム設定アプリ → [プライバシーとセキュリティ] → [セキュリティ]で、[このまま開く]を選択してやる必要があります。

Appleは、このアプリにMacに損害を与えたり、プライバシーを侵害する可能性のあるマルウェアが含まれていないことを検証できません。頼できる提供元からのものであることが確認できない限り、このアプリを開いていないでください。
起動時のメッセージより
DroidDockのシステム要件はmacOS 10.13 High Sierra以降のIntel/Apple Silicon Macで、アプリは無料で公開されているので、Mac&Androidユーザーの方は試してみてください。


コメント
それよかAFTの偽サイトができてる件をなんとかしてくれ