AndroidとLinux間でファイル共有機能Quick Shareを可能にする「RQuickShare」アプリがmacOSのサポートを開始しています。詳細は以下から。
Googleは2024年01月、GoogleがAndroidやChromebookデバイスで利用していたファイル共有機能「Nearby Share」をSamsungのファイル共有機能「Quick Share (クイック共有)」に統合し、現在はWindows PCとAndroid間でWi-Fi/Bluetoothを利用したP2Pファイル共有が可能になっていますが、
クイック共有を使えば、Android デバイスと Windows のデスクトップおよびノートパソコンの間で写真、動画、ドキュメント、音声ファイル、またはフォルダ全体をすばやく転送できます
新しい Windows 用 Quick Share アプリ – Android
このQuick ShareをAndroidとLinux間で可能にするLinux用Quick Shareクライアント「RQuickShare」がmacOSのサポートを開始しています。
RQuickShareはベルギーでエンジニアをされているMartin Andréさんが今年03月からオープンソースで開発を開始したQuick Shareクライアントで、当初はLinuxのみのサポートとなっていましたが、07月にリリースされたv0.10.0からmacOSアプリの公開を開始しています。
RQuickShareの使い方
RQuickShareは、名前の通りRustで実装されたQuick Shareクライアントで、macOSアプリは現在開発が開始されたばかりで、開発者署名や公証も取得していないため、.dmgや.appファイルを開くには右クリックしてコンテキストメニューから[開く]*を選択し、Gatekeeperを無効にする必要がありますが、
アプリが起動すると同一Wi-Fi内のAndroidデバイスで、Nearby ShareからMacを発見することが可能になり、Androidからのファイルの受信が可能になります。
RQuickShareは現在開発中(WIP)で、Linux/MacからAndroidデバイスを認識しないなどの問題はありますが、アプリはGPL-3.0ライセンスで公開されているので、気になる方はNearDropと比較してみてください。
Thanks for the share ! @ThisWeekInRust, maybe it can be interesting 🙂
— Martin André (@Martichouu) March 3, 2024
WIP Notes
rquickshare is still in development (WIP) and currently only supports Linux even tho it should be compatible with macOS too. Keep in mind that the design may change between versions, so flexibility is key.Martichou/rquickshare: Rust implementation of NearbyShare/QuickShare from Android for Linux and macOS. – GitHub
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