AppleがmacOS 12 Montereyに対応した「macOS Server v5.12」をリリースしています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2021年12月08日、システム管理者向けにMac App Storeで公開しているプロファイルマネージャやXsan管理機能を搭載した「macOS Server」のバージョン5.12をリリースし、同バージョンでmacOS Montereyと互換性がなくなっていた問題が解決されたと発表しています。
macOS ServerからXsan管理機能が削除されました。macOS Big Sur以降は、Xsan管理用のコマンドラインツールがmacOSに組み込まれます。
macOS Server – Mac App Store
Appleは2018年リリースしたmacOS Server v5.7.1で、セキュリティ上の観点からApache HTTP ServerやNginxなどのWebサーバーサービス、MediaWikiなどのWikiサービスやカレンダーや連絡先、HDCP, DNS, メール, メッセージ, NetInstallサービスなど、これまで同梱してきたオープンソース・プロジェクトのサービスを廃止(非同梱 [1, 2])し、ユーザー自身が必要なサービスをインストール/アップデートする方針に変更しましたが、
macOS Server 5.7.1 以降、Apple では、カレンダーサーバ、連絡先サーバ、メールサーバ、DNS、DHCP、VPN サーバ、Web サイトなど、オープンソースサービスの macOS Server での提供を停止いたしました。これらについては、オープンソースプロバイダから直接同じサービスを利用できます。そのため、macOS Server のお客様には、セキュリティに優れた最新のサービスが公開され次第、インストールしていただけるようになります。
macOS Server 5.7.1 における変更点 – Apple サポート
macOS Server v5.12ではオープンソースサービスに続き、XsanストレージエリアネットワークファイルシステムのGUI管理機能も廃止され、今後のXsanの管理はmacOS 11 Big Sur以降のmacOSに同梱されているxsanctlコマンドラインツールを利用するように求められているので、macOS Server/Xsanユーザーの方はチェックしてみてください。
- macOS Server – Mac App Store
- macOS Server 5.7.1 における変更点 – Apple サポート
コメント
やる気の無さが凄い
もはやiOS/iPadOSの管理ツール
>macOS Server のお客様には、セキュリティに優れた最新のサービスが公開され次第、インストールしていただけるようになります。
って言いますけどサービスが減る一方で最新のサービスが追加されるのはいつになるんですかね……