Apple M1チップ搭載のMacで確認されていたSSDへの過剰な書き込み問題は「macOS 11.4 Big Sur」で修正されたもよう。

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 Apple M1チップを搭載したMacで発表したSSDへの異常な書き込みが発生していた問題はmacOS 11.4 Big Surで修正されたようです。詳細は以下から。


 Appleが2020年11月より発売を開始したApple M1チップを搭載したMacでは、M1チップに統合されたストレージコントローラと最新のApple Fabricプロトコルのフラッシュテクノロジーにより、ストレージ性能(Read/Write値)が大幅に向上した一方、

Apple M1チップMacのSSDとIntel 8世代MacのSSD性能

Apple M1チップMacのSSDとIntel 8世代MacのSSD性能

一部のMacで購入後約2ヶ月の使用で100TB以上のデータ書き込みが確認され、SSD寿命への影響が懸念されていましたが、AppleはこのSSDへの過剰なデータ書き込み問題を05月24日にリリースしたmacOS 11.4 Big Sur (20F71)」で修正したようです。

2ヶ月の使用で150TBのデータが書き込まれ、SSD寿命設計値に対する書き込みデータ量(Percentage Used)が3%になったケース。
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macOS 11.4 Big Surアップデート後

 Asahi Linuxの開発者のHector MarthinさんやHighlightsアプリの開発者のJonas M. Ribeさんによると、macOS 11.4 Big Surアップデート前後のMacBook Air (M1, 2020)/512GB SSD/8コアモデルのSSDへのデータ書き込み量は、macOS 11.3が223GB/hだったのに対し、macOS 11.4アップデート後には35GB/hまで低下したそうです。

 Ribeさんほど細かくデータを取っていませんが、ほぼ問題のなかったテスト用のMacBook Pro (M1, 13-inch, 2020)でも、macOS 11.3以前とmacOS 11.4アップデート後の約2週間でSSDへのデータ書き込み量を比較したところ、

1日の書き込みデータ量

macOS 11.4アップデート後には1日の書き込みデータ量がアップデート前の約4分の1になっていたので、Apple M1 Macユーザーの方でmacOS 11.4へアップデートされていない方は時間を見つけてアップデートすることをお勧めします。

この値はMacの使用頻度に大きく依存しますが、テスト用のMacBook Pro (M1, 13-inch, 2020)はアプリのチェック以外はほぼアイドル状態だったので、この程度の数値で収まっていたものと思います。

おまけ

 ちなみに、この不具合はXnu Kernel不具合だったそうですが、それとは別にAppleはmacOS 11.4ではSSDコントローラーのファームウェアリビジョンを「v2.120.4」へアップデートしています。