Appleが2021年夏にも最大10コアCPU/32コアGPUのApple Siliconを採用したMacBook ProやハイエンドのMac miniなど幅広いMacのアップデートを発売を計画しているという噂があるそうです。詳細は以下から。
Appleは2020年06月に開催されたWWDC20でApple Siliconを発表し、2020年末から約2年かけてMacのメインプロセッサをIntelからApple Siliconへ移行するというロードマップを示していますが、
元9to5Macで現在は米BloombergのエディターとなったMark Gurmanさんによると、Appleに近い筋の情報として、同社は2021年夏に再設計されたMacBook Proを発表し、その後、MacBook AirやMacBook Proのアップデートなどを行うことを計画しているようです。
New story: Apple plans MacBook Pros with 10 Core CPUs (8 performance, 2 efficient cores) and up to 32 core GPUs, Mac Pro with up to 40 CPU cores/128 core GPU + larger iMac, MacBook Air with M2 and 9/10 core GPU, high end Mac mini, new low-end MacBook Pro https://t.co/Cv9isVCndw
— Mark Gurman (@markgurman) May 18, 2021
The overhaul encompasses a broad range of Macs, including Apple’s higher-end laptop, the MacBook Pro; the laptop aimed at the mass market, the MacBook Air; and its desktop computers, the Mac Pro, iMac and Mac mini, according to people familiar with the matter.
Apple Readies MacBook Pro, MacBook Air Revamps – Bloomberg
2021年夏以降のMac
新しいApple SiliconがApple M2チップになるかM1Xになるかは明言されていませんが、Gurmanさんによると、新しいApple Silicon Macは最低でも10コアCPU/16コアGPUを搭載し、Mac Proクラスになると最大40コアCPU/128コアGPUモデルが選択できる様になるとコメントしています。
- デザインが刷新されるMacBook Pro
- 全く新しいMacBook Proは14-inch(J314)と16-inch(J316)モデルの2種類。
- 搭載されるApple SiliconはコードネームJade C-ChopとC-Dieの2種類で、CPUは8つの高性能コアと2つの高効率コアの合計10コアで同じですが、Neural Engine が改善され、GPUは16 or 32コアから選択。
- Apple M1チップのメモリは最大16GBですが、新しいチップは64GBメモリまで選択可能。
- 筺体も再設計され、MagSafe充電ポートと外部ストレージやデバイスをより多く接続するために現在のMBPの2ポートより多いThunderboltポートを搭載。
- 廃止したことで多くの写真家や映像関係者から批判されていた旧MacBook Proに搭載されていたHDMI、SDカードリーダーが復活する。
- 新しいApple Silicon MacBook Pro発売後は、現在も並行して販売されているハイエンドIntel MacBook Proの販売が終了し、その後 Apple Silicon MacBook AirのアップデートやローエンドのMacBook Proを投入。
- ハイエンドのMac mini
- 現在販売されているMac mini (M1, 2020)とは別にコードネームJ374と呼ばれているハイエンドのMac miniを開発中。
- 新しいMacBook Proと同じ10コアCPU/16 or 32コアGPUのApple Siliconを搭載。
- 4つの外部接続ポートを搭載(Thunderbolt/USB4やUSB-Aのポート数は不明)。
- ハイエンドのMac miniの発売にあたり、現在のMac mini (M1, 2020)がローエンドモデルになる。
- AppleがMac mini (2018)までMac miniをアップデートしなかったように、ハイエンドのMac miniは延期/キャンセルされる可能性があるが、最終的にはIntel Mac miniと完全に置き換わる。
- より大きなiMac
- AppleはiMac (24-inch, M1, 2021)より大きな(27インチ?)ディスプレイを搭載したiMacを開発中。
- ただし、現在はiMac (24-inch, M1, 2021)の販売に集中しており、開発が一時停止されている可能性がある。
- Mac Pro
- 搭載されるApple SiliconはコードネームJade 2C-Dieと4C-Dieの2種類で、CPUは16 or 32個の高性能コアと4 or 8個の高効率コアを持つ合計20 or 40コア。
- Jade 2C-/4C-DieのGPUは64コアで、128コアモデルがオプションで用意される。
- 演算性能は28-Core Xeonを搭載したMac Pro (2019)を上回り、上位モデルのグラフィックスはAMD製GPUに置き換わる性能。
以上、前回のレポートにもあったように、この夏以降に発売されると噂されるMacは現在のデスクトップIntel Macを上回る性能になるようです。また、Apple M1チップのMacにはIntelのUSB Retimer(JHL8010R)が採用されていますが、AppleはこれらMacに採用されているIntel製部品を自社製のチップ/コントローラーに移行する計画も立てているようです。
- Apple Readies MacBook Pro, MacBook Air Revamps – Bloomberg
コメント
>HDMI、SDカードリーダーが復活する
そんな事ある?
Mac mini pro 来る?
GPUはさすがに内製ではないのね
Mac Pro mini が欲しい!
次世代のMBPは Intelモデルが出ないようで、性能アップは間違いなさそうだけど、不具合アップも懸念される
どっちかと言うと発熱が心配。
M2は性能上がりそうだけど、発熱温度も上がりそう。
高効率チップの削減が発熱に拍車をかけるかも。
新型筐体もデザイン優先で、ファンを回しても熱を逃す
排気口が無いかも。