AppleがiPhone 11シリーズのバッテリー状態の予測精度の問題に対処するため「iOS 14.5」でバッテリー状態報告の再調整を開始しています。詳細は以下から。
Appleは2021年03月31日、この春にリリース予定の「iOS 14.5」以降で、iPhone 11シリーズでバッテリー状態の予測精度を欠く症例に対処するため、バッテリーの状態報告の再調整(キャリブレーション)を行うと発表していましたが、本日正式にリリースされた「iOS 14.5」でこの再調整が開始されたそうです。
バッテリーの状態報告システムによって、iPhone 11モデルの最大バッテリー容量とピークパフォーマンス性能を再調整し、一部のユーザにバッテリーの状態が不正確な推定値で報告されていた問題に対処
iOS 14.5のリリースノートより
バッテリーの状態報告の再調整が行われるのはiPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxで、これらの機種ではバッテリーの消耗が想定外に速い/パフォーマンス性能が低下するという症例がわずかに報告されており、iOS 14.5ではこのバッテリー状態報告の精度を向上させる調整中、設定アプリの[バッテリー] → [バッテリーの状態]に「バッテリーに関する重要なメッセージ」として「バッテリーの状態報告システムによって最大容量とピークパフォーマンス性能を再調整しています」という表示がされるそうです。
バッテリーの再調整に関するメッセージ
iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max で iOS 14.5 にアップデートした後、「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」に以下のいずれかのメッセージが表示されることがあります。iOS 14.5 のバッテリーの状態報告の再調整について – Apple サポート
バッテリー状態報告の再調整は数週間かかる場合があり、プロセスが正常に終了すると調整中のメッセージは削除され、バッテリーの最大容量が更新(例えば86%から90%へ)される場合もあるそうですが、一部調整できないiPhone 11シリーズはバッテリーの再調整後にバッテリーの修理サービスが推奨されることもあるそうなので、iPhone 11ユーザーの方はiOS 14.5アップデート後の通知をチェックしてみてください。
My phone has finished its battery calibration (part of iOS 14.5 for 11 series phones).
I went from 86% reported maximum capacity to 90%. So there’s that. pic.twitter.com/g5mttxbkiZ
— Benjamin Mayo (@bzamayo) April 11, 2021
- iOS 14.5 のバッテリーの状態報告の再調整について – Apple サポート
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