Appleが2021年春リリース予定の「iOS 14.5」でiPhone 11シリーズのバッテリー状態報告システムの再調整を行うと発表しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2021年03月31日、開発者向けに「iOS 14.5 beta 6 (18E5194a)」の提供を開始しましたが、同時に開発者およびシステム管理者に対し、この春リリース予定の「iOS 14.5」においてバッテリー状態の予測が精度を欠く症例(バグ)に対処するため、バッテリーの状態報告の再調整を行うと発表しています。
iOS 14.5 以降の再調整
今春リリース予定の iOS 14.5 には、一部で確認されていたバッテリー状態の予測が精度を欠く症例に対処するアップデートが組み込まれています。これにより、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max のバッテリーの状態報告システムが、バッテリーの最大容量やピークパフォーマンス性能を再調整するようになります。このバグには、バッテリーの消耗が想定外に速いという症状があり、ピークパフォーマンス性能が低下するという症例もわずかですが報告されています。iOS 14.5 のバッテリーの状態報告の再調整について – Apple Support
バッテリーの状態報告と再調整
バッテリーの状態報告は2017年当時、Appleがユーザーに発表せずにiOS 10.2.1に電源管理を導入し、劣化したバッテリーを搭載したiPhoneのピーク性能を抑え込んでいた問題に対処するために2018年にリリースされた「iOS 11.3」で導入された機能で、現在のバッテリーの最大容量や劣化状態、交換時期などを通知してくれますが、
Appleによると、iOS 14.5ではiPhone 11シリーズ(iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max)のバッテリー状態の予測が精度を欠くバグによりバッテリーの消耗が想定外に早くなる/ピークパフォーマンス性能が低下する症状に対応するため、バッテリーの状態報告の再調整を行うため、iOS 14.5へアップデートすると、[設定] → [バッテリー] → [バッテリーの状態]に以下のようなメッセージが表示されるそうです。
バッテリーの状態報告システムによって最大容量とピークパフォーマンス性能を再調整しています。この処理には数週間かかる場合があります。詳しい情報…
iOS 14.5 のバッテリーの状態報告の再調整について – Apple Support
この調整は数週間かかる場合もあり、再調整中はiPhoneのバッテリーの最大容量のパーセント値は変化しないものの、さほど顕著ではなくユーザーが気づかない程度でピークパフォーマンス性能が更新される場合があるようです。ただiOS14.5, iPhone, iPhone11, News, アップデート, バッテリー, バッテリー問題, 不具合, 開発者、ごくわずかですが再調整の結果、バッテリーの状態が著しく劣化していることが判明した場合はバッテリーの修理サービスを案内するメッセージが表示されることがあるそうで、
バッテリーの状態報告システムを再調整できませんでした。Apple 正規サービスプロバイダでバッテリーを無償で交換して、最大限のパフォーマンスと容量を復元することができます。
以上のようなメッセージが表示された場合はAppleの正規サービスプロバイダでバッテリーを無償交換し、最大限のパフォーマンスや容量を取り戻すことができるそうです。
バッテリーの修理サービス
バッテリーの状態の報告は現時点では的確ではない可能性があるため、Apple 正規サービスプロバイダへのお問い合わせは、再調整プロセスが終わるまで待っていただくようお願いしています。デバイスが製品保証、AppleCare+、または消費者法の保証対象になっている場合、この問題が起きているバッテリーについては、再調整が一通り済むまで修理保証を一時的に延長するものとします。iOS 14.5 のバッテリーの状態報告の再調整について – Apple Support
また、Appleはバッテリー状態の報告は現時点では的確ではない可能性があるため、Apple正規サービスプロバイダへのお問い合わせを再調整プロセスが終わるまで待つように要望しているので、iPhone 11ユーザーの方はチェックしてみてください。
- iOS 14.5 のバッテリーの状態報告の再調整について – Apple Support
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