AppleがmacOS 11 Big SurやmacOS 10.15 Catalinaの「Safari v14.1」でWebMとVorbisのビデオ/オーディオフォーマットをサポートしたと発表しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2021年04月26日、AirTagに対応した探すアプリやApple M1チップ搭載のMacでiPhone/iPadアプリの操作をより向上させた「macOS 11.3 Big Sur」にデフォルトブラウザ「Safari v14.1」を同梱していますが、このSafari v14.1では、Googleが開発しているオープンでロイヤリティフリーの動画コンテナフォーマット「WebM」とその音声コーデック「Vorbis」のビデオとオーディオフォーマットがサポートされています。
WebMおよびVorbisのビデオ/オーディオフォーマットに対応
Safari 14.1のリリースノートより
Safari v14.0までは動画埋め込み要素<video>などで埋め込まれたWebM/Vorbisコンテンツは何も表示されませんが、Safari v14.1以降は以下の通り再生可能となります。
Safari v14では画像フォーマット「WebP」もサポートされています。
現在のところメディアソースとしてだけのようですが、既にSafari以外のメジャーブラウザは対応しているので、アップデートされた方はチェックしてみてください。
MediaSource.isTypeSupported('video/webm') returns true
追記
WebM/VorbisコンテンツのサポートはmacOS 10.15 CatalinaやmacOS 10.14 MojaveのSafari v14.1以降でもサポートされているそうですが、
iOS 14.5などの最新のiOS/iPadOSのMobile Safariでは非サポートとなっているようです。
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