iOS 14ではiPhoneでもピクチャ・イン・ピクチャがサポートされ、FaceTimeや動画を視聴しながら別の操作をすることが可能になりました。詳細は以下から。
Appleは現地時間2020年09月16日、iPhoneやiPad向けに「iOS 14/iPadOS 14」をリリースしましたが、このiOS 14ではiPhoneでも動画をフローティングウィンドウの前面表示にして別の作業をする事ができる「ピクチャ・イン・ピクチャ(PinP)」機能がサポートされました。
iPhoneのPinP
PinP機能は既にmacOS 10.12 SierraのSafari 10、iOS 9搭載のiPadでサポートされているため利用している人も多いと思いますが、PinPは動画を再生中に表示されるPinPボタンを押すか、動画をホールド&スワイプすることでフローティング・ウィンドウにすることができ、
iPhoneはディスプレイサイズが小さいためPinPもデフォルトではかなり小さく表示されますが、ピンチアウトで広げるとiPhoneのディスプレイ幅まで拡大可能で、作業中にフローティングウィンドウが邪魔になった場合は、ウィンドウを画面の外にスワイプすることで音声だけを再生し続けることが可能になっています。
PinP機能はSafariで再生中のHTML5動画やApple TV+、FaceTime通話などで利用可能で、動画やFaceTimeをフローティング・ウィンドウで再生中にSafariで調べ物をしたり、メールの確認、メモを取るといった使い方ができるので、iOS 14へアップグレードされた方は試してみてください。
おまけ
現在のところYouTubeアプリはiOS 14のiPhone上でPinPをサポートしていませんが、Safariでyoutube.comを開いてフルスクリーンからPinPすることは可能です。
追記
Googleは現地時間2020年09月18日ごろ、Webページ(YouTube.com)でのPinP機能を一時的(?)に禁止したようです。
コメント