macOS 11 Big Surではsoftwareupdateコマンドからignoreオプションが削除され、Rosetta 2のインストールオプションが追加されています。詳細は以下から。
Appleは日本時間2020年11月13日より、デザインを刷新しApple Silicon Macをサポートした「macOS 11 Big Sur」を正式にリリースしましたが、このBig SurではmacOSのアップデーターやセキュリティアップデート、システムデータファイルのダウンロードを行う「softwareupdate」コマンドがアップデートされ、IntelバイナリのApple Silicon用トランスレータ「Rosetta 2」がインストールできるようになっています。
softwareupdate --install-rosetta
Rosetta 2は通常、Apple Silicon MacでIntelバイナリのみをサポートしたアプリを初めて開く、またはUniversal 2対応アプリの情報ウィンドウから[✅Rosettaを使用して開く]を有効にしてアプリを起動するさいにRoseta 2のインストールウィンドウが開きますが、softwareupdateを利用すれば予め最新のRosetta 2をインストールしておくことが可能で、
加えてBig Surではsoftwareupdateからは将来のmacOSのメジャーアップデート表示を無視する(–ignore)オプションが廃止(gist)されているので、今後はシステム環境設定に表示されるソフトウエア・アップデートを無視できなくなります。
softwareupdate –ignoreはmacOS 10.15.6でもシステム管理者以外利用できなくなっています。
macOS 11 Big Surのsoftwareupdateオプション
$softwareupdate
usage: softwareupdate [ ...]
** Manage Updates:
-l | --list List all appropriate update labels (options: --no-scan, --product-types)
-d | --download Download Only
-i | --install Install
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