2020年後半のmacOS Catalina/Mojaveアップデートでは、macOSのメジャーアップデートを無視することが再び可能になるものの、macOS 11 Big Surでは完全に不可能になるそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2020年05月26日にリリースした「macOS Catalina 10.15.5」およびmacOS 10.14 Mojave向け「セキュリティアップデート 2020-003」でsoftwareupdateコマンドの“–ignore”フラグを無効化し、これによりユーザーはmacOSのメジャーアップデート通知をシステム環境設定から消すことができなくなりましたが、
ITスペシャリスト向けに公開されたWWDC20のセッション10138「Discover AppleSeed for IT and Managed Software Updates」によると、Appleはこのオプションを今年後半のアップデートで再び有効にするそうです。
macOSのアップデート通知の無効が再サポートされるのは、今年後半にリリースされるmacOS 10.15.6 CatalinaおよびmacOS Mojaveのセキュリティ・アップデートで、エンドユーザーが利用できるかは明記されていませんが、”softwareupdate –ignore”が再サポートされるならばユーザーはCatalina/Big Surのアップデート通知を無効にすることが最可能になります。ただし、これはCatalinaまでで、macOS 11 Big SurではmacOSのアップデートを前進させるため、アップデートの無視は完全にサポートされなくなるそうです。
for macOS Catalina and macOS Mojave we will be reintroducing support for ignoring updates in the macOS 10.15.6 aligned security releases as long as those devices are under supervision. However in macOS Big Sur and moving forward ignoring update indefinitely is no longer supported.
Discover AppleSeed for IT and Managed Software Updates – WWDC 2020 – Videos – Apple Developer
おまけ
セッション10138では、学校や企業のITスペシャリストや管理者がリリース前のAppleソフトウェアをBetaプログラムのようにテストし、フィードバックを直接Appleに送れるAppleSeed for ITや、Feedback Assistantにコラボレーション機能「Teams」が搭載され、複数のユーザーでバグレポートを作成、Appleに送れる機能、
AppleSeedプログラムを利用し、AppleがmacOSのセキュリティ・アップデートを提供した後も配布を遅らせ、クリティカルな問題がないかをテストした後に配布する「Deferring software updates」の説明などがされているので、興味のある方はチェックしてみてください。
コメント
20202年
ご指摘ありがとうございます。
先程修正したので明日朝には修正されていると思います。
20202年
「無視ができない」ってのが、適用を拒否できないって意味なら怖いが
非表示にできないだけなら、邪魔なだけで
間違ってアップデートボタンを押さないように気をつけてさえいればいいのかな
本当に適用が無視できなかったら、これからはsurfaceとかへの乗り換えも「無視できない」ような事態は避けたいけどね…。
20202年後半
2020年後半
無効にすることが最可能
無効にすることが最可能
アップデート通知の向こうが再サポートされるのは、
○○警察みたいね。
これ、強制アップデートだったら、CPUの変更とあわせて、いよいよMac離れが進むだけだと思うけど。Windowsの失敗から学んでないな。
それと、AppleはMacがこけてもiOSがあるからいいや、とくらいにしか思ってないような気がするね。
まぁ、そのiOSも含めてOS全体が不具合だらけのグダグダ状態だし、Appleが10年後に残ってるかどうかも怪しくなってきた。