macOS 10.15.7 Catalinaアップデートやセキュリティアップデート2020-005後に、accountsdなどのデーモンによりCPU使用率が100%を超えたり、動作が遅くなる現象が確認されています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2020年09月24日、macOS Catalina 7度目のアップデート「macOS Catalina 10.15.7 (19H2)」をリリースしましたが、このアップデートを適用した一部のMacでaccountsdなどのデーモンがCPU使用率を圧迫する問題が発生しているそうです。
この問題はApple Support CommunitiesやStackExchange、Twitterなどで報告されており、原因はiCloudのApple IDアカウントを同期するデーモン「accountsd」が原因のようですが、このaccountsdが暴走するとCPU使用率がコア数x100%まで上昇し、CPUファンが全開になります、
I'm having the same issue… pic.twitter.com/IgXcYY5pkc
— Adam Barreiro (@adambarreiro) September 26, 2020
仮想マシンで実験したところ数十分放置しておけばaccountsdが落ち着きましたが、それでもCPU使用率が100%を超える場合は、システム環境設定の[Apple ID]パネル → [概要]でApple IDをサインアウトしたり、macOS Catalina 10.15.7 Comboアップデートを適用したりすることで直るようなので、この問題に合われている方は試してみてください。
セキュリティアップデート2020-05
また、AppleがmacOS Catalina 10.15.7と同時にリリースしたmacOS Mojave用の「セキュリティアップデート 2020-005」アップデートを適用したMacでも問題が発生しているようで、Apple Support Communitiesではアップデート後10MBを超えるエラーログが作成され、キーボード入力が困難になるほど動作が遅くなる場合があると報告されているので、アップデートされる方はTime Machineでバックアップを取ってからアップデートすることをお勧めします。
I’ve had several reports about that from users. Also a few who have had serious problems after Mojave Security Update 2020-005.
— Howard Oakley, Eclectic Light Co (@howardnoakley) September 26, 2020
おまけ
現在のところmacOS Catalina 10.15.7 (19H2)もセキュリティアップデート2020-005もAppleのCDNに登録されたままで、Pullされていないため、問題となっているMacはごく一部か、なにか関連性のあるMacだけかもしれません。
追記
Appleは現地時間2020年09月30日、macOS 10.14.6 Mojave向けのセキュリティアップデート 2020-005を取り下げ(Pull)ました。
- accountsd process 500% CPU in Catalina 10.15.7 – Apple Community
- System.log error after latest Security Update 2020-005 for Mojave from Sep 24th 2020 – Apple Community
コメント
あぁ、やっぱり10.14のアップデート、ダメなやつだったのね。
不安定すぎて使い物にならない
Mojaveですがこれは怖い
macOS 10.15.6 Catalinaでも発生してます。
アップデート自体が引き金ではなく、同期サーバとの整合性に問題が生じている印象。
同タイミングでのAppleの同期サーバ側のアップデートに問題があったのではないかと。
Wi-Fiなどのネットワーク接続をオフにするとCPU使用率が50%程度になるので、そのまま数分待てばCPU使用率も0〜0.1%に落ち着きます。
以降は再起動しても問題は再発しません。
元のコメントを書いた者なのですが、macOS 10.15.6 CatalinaじゃなくてmacOS 10.15.7 Catalinaの間違いです。ただ、この症状は10.15.6以前にも起きている人がいるようなのでよくわかりません。
ぶら下げるところを間違えました。すみません。
MacBook Pro 2019 16インチで再現しました。macOS 10.15.7 CatalinaにCombo Updateをあてても再起動後再発します。MacBook 2017 12インチでは特に問題はありません。
Web検索すると回避策がいくつか出てきますが、システム環境設定を開いて「Apple ID」を選択、サインアウトしたあとサインインして再起動すると解決できました。ただ、再発するんじゃないかと心配です。
現行OSですらこの様、Big Surはどんな超絶完成度で出て来るんですかねぇ・・・
またバグ埋め込んでる
安定してるならもうアップデートなんてしないほうがいいなぁ
余程クリティカルなもの以外は見送った方がいいかもしれませんね
2018のMac miniで発生しました。
こちらは一度の再起動で以後再発していません。
iMac 2015Late、Catalina 10.15.6→7 です。
まずSoftware Update経由のUpdateで症状発生。
長時間放置や再起動でも治らなかったので(accountsdを直接killも効き目なし)、TimeMachineから15.6に戻して、1日おいてcombo updateにて再度Update。
しばらく症状は出ませんでしたが、昨夜突然暴走し始めたので、Apple IDのサインアウト&サインインで現在凌いでいます。comboでもダメな場合もある?
次出たらcombo updateの掛け直しやネットワーク一時切断を試してみようと思っていますが、Apple側での早急な対処を望みたいですね…
その後再発していろいろな手段を試してみたけど、結局サインアウト&インでとりあえず。
念の為iCloudの中身をまっさらにしてデータ入れ直しておきましたが、はたして効くや効かずや…
MacPro(2019)10.15.7=Shiftを押しながら再起動=SafeModeで立ち上げてしばらく放置=落ち着くー>通常再起動以後問題なし、です
MBP16 2019 macOS 10.15.6で発生して、10.15.7にアップデートしても解消しない。
AppleIDをサインアウト,サインインで解消。
MBP13 2015 macOS 10.15.6でいきなり発症しました。
動作が重い中で10.15.7にアップデートしたら解消。
本日再発したので、皆さんの情報を元にサインインし直して今落ち着きました。
ネットワーク系のエラーはESETが悪さをすることがよくありましたが、
今回のはOS由来のバグでしょうかね…早く対策がしていただきたいです。
macがすげぇ音立ててると思ってたらaccountsdのCPU使用率が300%超えてた・・・
仕事にならずすごく迷惑しています。最近は前のめりのアップデートほかリリースが多すぎる。
macOS Mojave用の「セキュリティアップデート 2020-005」を、Mac mini (Late 2012)メモリ16GBとiMac(Late2013)メモリ8GBに適用したところ。
MAC mini—–通常の動作はしているが、使用済メモリ10.xxGB、キャッシュされたファイルが4.xxGBほどになっていた。OS再インストールで戻し、使用済メモリ5.xxGB、キャッシュされたファイルが1.xxGBで解決。
iMac———激重で全く使用不可。Time Machine バックアップから復元してなんとか復活。
私の環境でも発生しました
iCloud関連の操作を公式ソフトウェアで操作するとなるようです
私の場合、ちょっとした都合でBootcampでWindowsをインストールしたのですが、インストールする際にiCloud関連の処理をするようで、その為に発生したと考えています。
私も大切にしているMBP16 2019で、 macOS 10.15.6で発生して、壊れるかと心配しましたが、翌朝10.15.7にアップデート。 一度は治ったと思ったが、スリープからの復帰後またaccountsdが暴走。 iphoneのicloud設定を見直したせいなのか、今夜はスリープからの復帰後でも再現せず。 二度とこういう怖い思いはしたくないですね。