AppleがmacOS 10.15 CatalinaでMac Pro (2019)に対応した「拡張スロットユーティリティ v2.0」を同梱しテストしているそうです。詳細は以下から。
AppleはWWDC 2019で次期「macOS 10.15 Catalina」と最大28-CoreのIntel Xeonや1.5TBメモリ、PCIeデバイスが搭載可能な「Mac Pro (2019)」を今年秋にもリリース/発売すると発表しましたが、それに伴い「拡張スロットユーティリティ(Expansion Slot Utility)」がアップデートされるそうです。
Expansion Slot Utility in macOS Catalina, for the new Mac Pro pic.twitter.com/SL0YHS50id
— Guilherme Rambo (@_inside) 2019年7月1日
Expansion Slot Utility was originally available on the early Intel-based Mac Pros, but support for the app was dropped with the 2008 revision. This was because the early 2008 model of the Mac Pro did not have a configurable PCIe setup as all lanes had fixed assignments.
Expansion Slot Utility returns in Catalina for new Mac Pro – 9to5Mac
拡張スロットユーティリティ
拡張スロットユーティリティはPCIe拡張が可能なMac Proの帯域設定を行うためのユーティリティアプリで、PCIeバスの帯域設定を変更できるIntel製CPUを搭載したMac Pro (Mid 2006)をサポートしたmacOSに同梱されていますが、9to5MacのGuilherme RamboさんやSteve Moserさんによると、macOS 10.15 CatalinaのBeta 2ではこのユーティリティがv2.0へアップデートされているそうです。
新しい拡張スロットユーティリティは新しいMac Pro (ID:Mac7,1/Codename:J160)に搭載されている8つのPCIe拡張スロットの帯域(Pool AとBがあるようです)設定や確認、自動設定、グラフィックス用の独自モジュール「MPX」対応スロットの確認が可能となっているようです。
拡張スロットユーティリティ自体はmacOS 10.15 Catalinaより前のmacOSでも”CoreServices”フォルダ内に同梱されているので、興味のある方はチェックしてみてください。
/System/Library/CoreServices/Expansion Slot Utility
おまけ
Mac Pro (2019)は32-bitアプリやフレームワークをサポートした「macOS 10.14 Mojave」を初期OSとして発売されるそうなので、そのうちMojaveにも拡張スロットユーティリティ v2.0が提供されると思われます。
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