MicrosoftがiPhoneで撮影した写真やクリップボードの画像に含まれている表のデータをテーブルデータに直してくれる「画像からの新しいデータ」機能を搭載した「Excel for Mac v16.38」をリリースしています。詳細は以下から。
Microsoftは現地時間2020年06月16日、今年03月にアナウンスしていたとおり、同社の表計算アプリ「Excel for Mac」をv16.38へアップデートし、新たにiPhoneで撮影した写真や、クリップボードの画像データをExcelにインポートすると、その中に含まれている表のデータを分析し、編集可能な表データに変換してくれる「画像からの新しいデータ (Insert Data From Picture)」機能を実装したと発表しています。
写真からデータを抽出する:画像、挿入タブ、または直接 iPhone からテーブル データを追加します。
リリースノートより抜粋
この表のOCR機能は、昨年06月にExcel for iOS&Androidに実装された機能と同じですが、Mac版ではmacOS 10.14 MojaveとiOS 12からサポートされた「Continuity Camera」機能を利用して、iPhoneやiPadで撮影した表が掲載されているハードデータの写真をExcel for Macへ送信することが可能です。
画像からの新しいデータ機能の使い方
画像からの新しいデータ機能を使うには、v16.38以降のExcel for Macで[挿入]タブ → [画像からのデータ]からMac上にある画像を選択するか、クリップボードからの画像を挿入、Continuity Cameraの場合はコンテキストメニューの[iPhoneまたはiPadから挿入] → [書類をスキャン]を選択します。
写真データを選択すると、Excelが自動で写真内の表データを分析するプロセスを開始し、分析が完了すると編集可能な生データを表示、その後、間違いを修正するように求められるので、データの確認を行ったあとに[データを挿入]ボタンを押すと、Excelシート内に表データが挿入されます。
現在のところ、この機能は日本語をサポートしていないため、写真内の表データに日本語が入ると精度が下がりますが、英数に関してはほぼ100%変換してくれるので、興味のある方はサンプルデータで試してみてください。
- Microsoft Excel – Mac App Store
- Data from picture in Excel for Mac – Office Insider Blog
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