旧Mac Proのような筐体にグラフィックカードとM.2 SDDを搭載したThunderbolt 3対応のドックステーション「BlackBeast Pro」がKickstarterに登場しています。詳細は以下から。
ノルウェーのLagarhus Productsは米ラスベガスで行われたCES 2020で、旧Mac Proのような筐体にグラフィックカードとM.2 SSD、USB 3.1 Gen 2 Type-A、Displayport 1.4、Thunderbolt 3(USB-C)ポートを搭載したThunderbolt 3ドックステーション「BlackBeast Pro」を展示、Kickstarterで発売キャンペーンを開始したと発表しています。
BlackBeast Pro is a docking station which delivers desktop class performance on your laptop with no compromises. Unlimited customization possibilities lets you install your favorite graphic card and hard drive while having all the ports you need to implement your desired workflow and charging your laptop simultaneously.
BlackBeast Pro | World’s first all-in-one docking station by Lagarhus Products — Kickstarter
BlackBeast Pro
BlackBeast ProはMacBook ProなどのラップトップPCでデスクトップクラスのパフォーマンスを必要とするモバイルユーザー向けに開発されれたドックで、内部には750WのATX電源を搭載し、AMDやNVIDA製のFull-length(3スロット) PCI-Express 3.0 x16仕様のグラフィックカードとM.2 NVMe SSDを接続可能。
また、背面にはSDXCカードスロット(UHS‑II対応)、3.5mmオーディオIn/Out各1ポート、USB 3.1 Gen 2 Type-A x4ポート、Thunderbolt 3 (USB Type-C) x3ポート、Displayport 1.4 x2ポート、10GB Ethernet x1ポートを搭載。
USB Type-Cポートは最大100WのPower Deliveryにも対応し、サイズは190 x 190 x 330 mm、重さ3.8 kg、GPUには最大500Wの電力を供給可能で、M.2 NVMe SSDはPCIe 3.0 x4接続で容量は2TBまで確認しており、BlackBeast Proはこれらをサポートするために通常のeGPUエンクロージャの倍のPCIeレーン(8レーン)をコントロールするDual Controllerを採用しているそうです。
また、搭載するGPUにもよりますが、最大で8K解像度のディスプレイをサポートするため、Apple Pro Display XDRと組み合わせて利用することも可能で、Thunderbolt 3と後方互換性がある最大転送速度40Gbpsの「USB4」にも対応し、Mac Pro (Late 2013)にも採用されているThunderbolt 2(TB1も)でも限定的ながらその性能を発揮できるそうです。
Kickstarterでのキャンペーンは目標額の約28,000ドル(約3百万)で、キャンペーンが成功すれば出資者(Early Bird)は市場販売価格の50%OFFとなる約282ドル(約3万円)でBlackBeast Proを1台2020年06月頃に発送してもらえるそうですが、CES 2020と同時に始まったこのキャンペーンは既に80,000ドル以上の資金を集めているので、今年中には製品化されそうです。
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