MacBook Pro (16-inch, 2019)おCPUパフォーマンスはベースラインとなる2017年モデルと比較して最大2.1倍で、MacBook Pro (15-inch, 2019)からは微増となっています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年11月13日、物理ESCキーと逆Tアレンジの矢印キー、シザー構造キーボードと16インチRetinaディスプレイを搭載した新しい「「Magic Keybaord」採用のMacBook Pro (16-inch, 2019)」の発売を開始しましたが、各メディアやTier 1の方々が既に同モデルのUnbox動画やベンチマークスコアを公開しています。
Appleは今回発売したMacBook Pro (16-inch, 2019)でCPUを05月に発売した旧モデル「MacBook Pro (15-inch, 2019)」から据え置き、Intelの第9世代Core i7-9750H 6-Core@2.6GHz、i9-9880H 8-Core@2.3GHz、i9-9980HK 8-Core@2.4GHzを搭載しているため、公式サイトでの比較対象(ベースライン)は3.1GHzクアッドコアIntel Core i7搭載のMacBook Pro (15インチ, 2017)となっており、同モデルと比較して最大2.1倍高速なCPUパフォーマンスを発揮できるとコメントされています。
16インチMacBook Proでは熱設計が進化したので、最大8コアと16スレッドの処理能力を持つIntel Core i9プロセッサが、より優れた性能をより長い時間維持。あなたが手にするのは、クアッドコアMacBook Proの最大2.1倍のパフォーマンスです。
*64GBのRAMを装備した2.4GHz 8コアIntel Core i9搭載16インチMacBook Pro試作モデル、16GBのRAMを装備した3.1GHzクアッドコアIntel Core i7搭載15インチMacBook Pro量産モデルを使用し、2019年10月にAppleが実施したテスト結果によります。16インチMacBook Pro – Apple(日本)
また、Geekbench 5 Browserに公開されたMacBook Pro (16-inch, 2019)とMacBook Pro (15-inch, 2017)のスコアと比較しても同様のパフォーマンス向上が確認できますが、前モデルであるMacBook Pro (15-inch, 2019)との比較では搭載されているCPUが同じため、SSDとメモリクロック(*)分程度のスコア上昇(数%)に留まっているので、
MacBook Pro (15-inch, 2019)からの買い替えは、プロセッサ性能のスコアより新しい16インチRetinaディスプレイやMagic Keyboard、AMD Radeon Pro 5x00Mに需要があるユーザー向けだと思われます。
おまけ
*MacBook Pro (15-inch, 2019)には2,400MHzのDDR4メモリが、MacBook Pro (16-inch, 2019)には2,666MHzのDDR4メモリがそれぞれ採用されており、レビュー用に貸し出されたMacBook Pro (16-inch, 2019)は上位モデルだけなので、ベースモデルのスコアは後で追記します。
- Mac Benchmarks – Geekbench Browser
- 16インチMacBook Pro – Apple(日本)
- Primate Labs、MacBook Pro (13-inch, 2019, Two Thunderbolt 3 ports)のベンチマークスコアを公開。
コメント
やっと、やっとメモリーが64GBになったね。
以前、上限が16GBの時、ストアのプロ担当が、
16GB以上は不要と言いきっていたを思い出す。
IDE環境で開発したり、あるいは普段使い程度なら16GBで良いんだけど、MBP買う人はパワーのあるサブマシンが欲しいクリエイターが結構いるからね……なんでもっと前からやらなかったのかって感じだけど