macOS 10.15.1 CatalinaではNVIDIA GPU搭載のMacでCatalina初期リリース時にサポートされていなかったSceneKitによる描写が可能になっているそうです。詳細は以下から。
Appleが現地時間2019年10月07日にリリースした「macOS 10.15 Catalina (19A583)」では、NVIDIA製のGPUを搭載したMacBook ProやiMacでSceneKitがサポートされず、SceneKitを利用したゲームタイトルなどで何も表示されない問題がありましたが、Appleはこの問題を29日にリリースした「macOS 10.15.1 Catalina (19B88)」で修正したようです。
It’s fixed in Catalina 10.15.1 – known bug on Nvidia GPUs!
— James Thomson (@jamesthomson) October 25, 2019
James Thomsonさんが1992年からMacOS(System 7~)向けに開発している計算機アプリ「PCalc」シリーズは「このアプリについて」画面にミニゲームやAR電卓などのジョーク機能を組み込んでいることで有名ですが、Jamesさんによると、macOS 10.15.1 Catalinaではこの画面に追加していたSceneKitによる3Dエフェクトが表示されるようになっているそうです。
PCalcの場合、SceneKitは特に重要ではない(計算機の機能としては必要ない)機能なのであまり問題にしなかったそうですが、Apple Arcadeで配信されているゲームタイトルの中にはNVIDIA GPU搭載のMacでこれまでプレイできなかったものもあると思うので、2012~2013年に発売されたNVIDIA GPU搭載のMacをお持ちの方はチェックしてみてください。
Mac | macOS 10.14 Mojave macOS 10.15 Catalina |
Catalina対応かつ NVIDIA製dGPUを搭載したMac |
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MacBook | 2015以降 | なし |
MacBook Air | 2012以降 | なし |
MacBook Pro | MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2012) MacBook Pro (Retina, 15-inch, Early 2013) MacBook Pro (Retina, 15-inch, Late 2013) MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014) |
|
Mac mini | なし | |
iMac | iMac (21-/27-inch, Late 2012) iMac (21.5-/27-inch, Late 2013) |
|
iMac Pro | 2017以降 | なし |
Mac Pro | Metalと互換性のあるGPUを 積んだMid 2010/Mid 2012以降 (Catalinaは2013以降) |
なし |
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