macOS 10.15 Catalinaのアーカイブユーティリティでサードパーティ製アーカイブアプリの関連付けが変更されてしまう不具合や特定のzipファイルが解凍できない不具合。

　macOS 10.15 Catalinaのアーカイブユーティリティでサードパーティ製アーカイブアプリの関連付けが変更されてしまう不具合や特定のzipファイルが解凍できない不具合があるようです。詳細は以下から。

　Appleは現地時間2019年10月07日にリリースした「macOS 10.15 Catalina」でいくつかのシステムユーティリティをアップデートしましたが、その中の1つにファイルの圧縮や解凍を行う「アーカイブユーティリティ(Archive Utility)」があるのですが、この新しいアーカイブユーティリティでいくつかの不具合があるようです。

アーカイブユーティリティの不具合

関連付け

　アーカイブユーティリティはmacOSデフォルトの圧縮/解凍アプリとなっているものの、Windowsとの互換性やSierraから非表示となった「.DS_Store」ファイルを削除してくれるサードパーティ製のアーカイブアプリが多く存在しますが、macOS Catalinaのアーカイブユーティリティはそんなサードパーティ製アプリに関連付けされた拡張子を変更してしまうようで、

この不具合はアーカイブユーティリティより多機能のため愛用させてもらっているBetterZipやKekaのIssuesでも報告されており、アーカイブユーティリティがサポートしていない圧縮形式も関連付けが変更されてしまう現象が確認されています。

エラー22

　また、Apple Support CommunitiesやGmailのヘルプスレッドでも報告されていますが、macOS Catalinaのアーカイブユーティリティは日本語のShift JISや簡体字中国語のGB 2312エンコーディングされたファイルを圧縮した際に「エラー22 – 引数が無効です。(error 22: invalid argument)」というエラーが出て展開できない不具合があるようで、

Windows 10やmacOS 10.14 Mojave環境でも確かめましたが、Windowsのエクスプローラー、macOS Mojaveのアーカイブユーティリティでは解凍可能だったため、これもmacOS Catalinaのアーカイブユーティリティ固有の不具合のようなので、このエラーが出た方はBetterZipやKeka、The Unarchiver、StuffIt Expanderなどのサードパーティ製アーカイブアプリを利用してみてください。

• unzip error 22: invalid argument – Apple Support Communities
• zipファイルが展開できなくなりました。 – Apple Support Communities
• mac chrome でZIPファイルがダウンロードできません。– Gmail ヘルプ