macOS 10.15 Catalinaへのアップグレードで作成されるユーザーデータ・ボリューム「Macintosh HD – Data」を消去するとどうなるのか?

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 macOS 10.15 Catalinaアップグレード後に作成されるユーザーデータ領域「Macintosh HD – Data」を消去するした場合どうなるのかを確認してみました。詳細は以下から。

Macintosh HD

 先週末、macOS 10.15 Catalinaへアップグレードされた方から「macOS Catalinaにアップグレードした後、『Macintosh HD – Data』というボリュームを削除したんだけど…」という連絡を頂いたのでその時の備忘録です。

Macintosh HD - Dataを削除するとどうなるのか?

 結論からいうと、以下(Fig.1)の”APFS Container A”からユーザーデータボリュームを削除するとmacOSが起動しなくなります。既知の通り、AppleはmacOS CatalinaでAPFSコンテナの機能を利用しmacOSのシステムボリュームとユーザーデータボリュームを分けるレイアウトを採用、システムボリューム(Macintosh HD)をRead-Onlyとしてデータの保存はユーザーデータボリューム(Macintosh HD – Data)でのみ行うようセキュリティを強化しました。

APFSパーティション

Fig.1

 ユーザーデータボリュームを削除してもシステムボリュームは残りますが、ユーザーデータボリュームには”/User/hoge”が含まれているので、削除後はFig.1の”APFS Container B”のようになり、UnixやLinuxでいうところの”sudo userdel -r hoge”を行なった形で、(macOSはデフォルトで作成したユーザーが管理者となっているため”sudo userdel -r root”に近いかもしれません…)

ブートボリュームと非ブートボリューム

もちろん、Appleもこのレイアウトを採用するにあたり、ブートしたシステムボリュームとボリュームグループをなすユーザーデータボリュームをディスクユーティリティで削除できないようにしていますが、非ブートボリュームに関しては通常の警告が出るだけで削除できてしまうので、間違ってもmacOSのクリーンインストール以外では「Macintosh HD – Data」を削除しないようにしてください。

Macintosh HD Data削除後のmacOSの復元

Macintosh HD – Dataを削除後、そのボリュームグループのシステムボリュームから起動しようとするとmacOSの復元を行うように求められますが、既にユーザーデータは削除され、クリーンインストール以外は出来ないようです。

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おまけ

 ちなみに、「Macintosh HD – Data」ボリュームを消去してしまった方に事情を聞いたところ、「macOS Catalinaアップグレード後に複数の「Macintosh HD – Data」が作成されたので必要ないと思った」そうで、macOSのリカバリーモード(復旧)からDataを削除したそうですが、これと似た事例がApple Support Communitiesでも報告されているので、これはmacOS Catalinaの不具合だと思われます。

Catalina 3 volumes instead of 2

コメント

  1. うし より:

    おかげで、ストレージの容量不足が頻発しています。
    さらに複数の分割が生じているため容量不足は深刻です。
    システムボリュームでさえ容量不足でアップデートできなくなっています。
    ⌘+shift+Rでクリーンインストールするにも細分割されてしまうのでしばらくは様子をみるしかありません。
    パブリックベータテストもいいですが、根本的な事項はApple自身で検証してほしいところです。

  2. ホメイニ・デッド より:

    うし さん

    この件(起動ディスクが分割される)のと、ストレージの容量不足は別物です。
    既存(mojaveまで)のシステムファイル容量=catalinaの分割ディスクのの使用容量の和(+α)です。

    容量不足でアップデートできないのは、catalinaのアップデート容量がmojaveまでよりも2GBほど大きいからだと思います。

    また起動ディスクにスナップショットデータが溜まっていると簡単に容量不足になるので、スナップショットの削除を行うと良いですよ。