macOS 10.15 Catalinaアップグレード後、iTunesから別れたミュージックアプリのライブラリが読み込めない問題があるとしてDJアプリの開発元やAppleが対応しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年10月07日にリリースした「macOS 10.15 Catalina」でiTunesを廃止するとともにその機能をミュージックとPodcast、TVアプリの3つに分けましたが、これれに伴いサードパーティ製のDJアプリで、ミュージックアプリ(旧iTunes)のXMLライブラリが読み込めない/更新されないなどの不具合が確認されています。
この問題を報告しているのはSeratoやNative Instruments(Traktor)、Pioneer DJ(Rekordbox)、Ableton LiveなどのメーカーのDJ機器/アプリを利用しているユーザーで、各社はユーザーに対しmacOS Catalinaとの互換性が解決されるまでCatalinaへのアップグレードを行わないよう強く指示しています。
For any and all DJs:
DO NOT UPDATE YOUR MAC TO THE NEW CATALINA OS, IT COMPLETELY DELETES YOUR ITUNES AND WILL NOT READ XML FILES FOR YOUR SERATO, TRAKTOR OR REKORDBOX.
Just a warning, here's some more info: https://t.co/HN2nnw5Wi9
— That Ain't The DJ, That's My DJ (@CoryTownes) October 7, 2019
macOS 10.15 Catalina is not yet supported for use with Serato DJ Pro or Serato DJ Lite.
We strongly recommend you do NOT upgrade to macOS 10.15 Catalina at this time as there are significant issues using Serato DJ Pro and Serato DJ Lite with this new macOS update.macOS 10.15 Catalina – not yet supported with Serato DJ Pro or Serato DJ Lite – Serato Support
Appleも対応中
また、この問題を把握したAppleも先程サポートチャンネル経由で、現時点では全てのサードパーティ製DJメーカーがミュージックアプリの仕様変更に対応しているわけではないとして、アプリの更新やサードパーティ製DJアプリの設定、ミュージックアプリからXMLライブラリを書き出してドラッグ&ドロップするといった方法を提示しており、
The new Apple Music app in macOS Catalina focuses on a single way for third-party apps to access your music library. At this time, not every third-party app developer has adopted these changes.
Changes to accessing your music library with DJ software and other third-party apps – Apple Support
それでもだめならば、サードパーティ製DJアプリの開発元がアップデートを提供するまでmacOS 10.14 MojaveのMacかiTunes for Windowsを搭載したPCで対応するように指示しているので、iTunesライブラリを仕事で利用されている方はアップデートを控えたほうがいいと思われます。
おまけ
ミュージックアプリからライブラリのXMLファイルを書き出す方法は[ファイル]メニューから[ライブラリ] → [ライブラリを書き出し]で行えます。
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