AppleがmacOS 10.15 Catalinaで廃止される「iTunes」とミュージックなどの新しい3アプリが扱うコンテンツ/ライブラリについて説明しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年06月03日、WWDC 2019の基調講演にてmacOS 10.15 Catalinaを発表し、これまでmacOSのメディアやiOSデバイス管理アプリとして利用されてきた「iTunes」をMusicおよびPodcasts、Apple TVアプリの3つ分けると発表しました。
これによりmacOS CatalinaではiTunesからコンテンツが各アプリへ分割されるわけですが、Appleはそれらのコンテンツがどのように分割されるかをサポートページを通して説明しています。
iTunesからMusic/Podcasts/Apple TVへ
Appleが現地時間2019年06月05日に公開したサポートページによると、macOS CatalinaはCDなどから取り込んだ(ripped)曲やインポート、購入したメディアへ素早くアクセスできるようになっており、3つのアプリはiOSの3アプリのようにメディアを管理できるそうで、以前にiTunes Storeで購入した曲や同期したライブラリは変化しないそうです。
また、iTunesで管理していた各メディアは以下のように分割/管理され、今後、曲の購入とApple Musicのサブスクリプション登録はApple Musicアプリで、映画やTV番組はApple TVアプリ、オーディオブックはApple Booksアプリで購入できるそうです。
macOS Catalinaへのアップグレードで予想されること
- iTunesへインポートまたはiTunesで購入した曲はAppleのMusicアプリへインポートされます。
- iTunes Storeは曲を購入するためにMacやiOS, PC, Apple TVで今後も利用できます。
- これまでiTunesで行っていたiPhoneやiPad, iPodのバックアップ、復元、同期はFinderで行います。
- ユーザーが購入/レンタルした映画とTV番組は新しいApple TVへ移行されます。
- 今後はApple TV for Macを利用して映画やTV番組を購入/レンタルできます。
- ユーザーがiTunesで登録/追加したポッドキャスト番組はiTunesからApple Podcastsアプリへ移行されます。
- ユーザーが購入したオーディオブックはiTunesからAppleのBookアプリへ移行されます。
- 今後はApple Books for Macを利用してオーディオブックを購入できるようになります。
- iTunesギフトカードおよびiTunesクレジットは新しい3アプリおよびApp Storeを通して管理することができます。
これまでiTunesが担ってきたiPhoneやiPad, iPodとの同期はFinderを通して行われ、これまでのバックアップや同期設定はmacOS Catalinaアップグレード後も安全に保存されており、ユーザーは転送したいファイルをサイドバーのiOSデバイスへドラッグ&ドロップするだけで管理できるそうです。
- About the upcoming changes with iTunes on Mac – Apple Support
コメント
ユーザーが追加したムービー/ホームビデオはどこへ行くんだろ。
MusicがiTunesという名前のままでよかったんじゃないか。他に機能分離したアプリとの名前のとの関連でMusicの方がふさわしいのだろうけど
特になんか大騒ぎするほどのことではないな。単に一時代を築いたiTunesという アプリの名称 が無くなって寂しいというだけの
わかる。分けることは別に構わないけど、ずーっとあったiTunesって名前が消えるのはちょい悲しいね。
MusicにCDリッピング機能は残るんだよね?
apple musicでライブラリをぐちゃぐちゃにされてからspotifyだわ
ていうかMusicなのに母艦の役割は残すとか
名称から機能がまったく直感できなさそうじゃない?
(iPod全盛の頃ならそれでよかったろうけど・・・)
バックアップはfinderがその役を担うらしいんだけど、具体的にどうやるのかがわからないです。