iOS 13ではアクセシビリティ機能の1つとしてマウスをサポートしています。詳細は以下から。
Appleは日本時間2019年09月20日、ダークモードやシステムを最適化した「iOS 13」を正式にリリースしましたが、このiOS 13ではアクセシビリティ機能の一部としてワイヤレス/ワイヤードマウスでの操作がサポートされています。
この機能はiOS 13やmacOS 10.15 Catalinaで強化されるアクセシビリティ機能の1つである「AssistiveTouch」を[アクセシビリティ] → [タッチ] → [AssistiveTouch]から有効にして、
USB to Lightningアダプタを利用してワイヤードマウスを接続するか、iOS 13の設定アプリから[Bluetooth]を選択し、BluetoothワイヤレスをペアリングするとAssistiveTouchメニューの他にマウスで操作できるポインターが出現し、実質的にマウス操作が可能になるというもので、
マウスではタッチ操作の「ピンチ(2本の指で広げる)」や「ローテート(回転)」、マルチタッチ操作が不可能なためAssistiveTouchメニューとタッチ操作を併用しなければ全ての操作は不可能ですが、iOS 13では3D Touchなしに「Peek」や「Quick Action」も利用可能になっているので、そこそこ実用的に使うことが可能です。
おまけ
Appleのスペシャルイベントにも招待され、自身の障害体験を元にAppleのアクセシビリティについての記事を寄与しているSteven Aquinoさんによると、iOS 13のマウスサポートはあくまでアクセシビリティのAssistiveTouchの機能に追加されたもので、
So, on mouse support… Apple made clear to me it is an ACCESSIBILITY FEATURE first and foremost. Meant for users who literally cannot access their devices without a mouse, joystick, whatnot. As @stroughtonsmith found, it’s in AssistiveTouch menu.
Thread…
— Steven Aquino (@steven_aquino) June 4, 2019
Mouse/pointer support works on iOS and iPadOS, USB and Bluetooth. Asked about Magic Mouse support and was told they don’t have an official list (yet) of compatible devices. But, again, this feature is really not designed for old school cursor support like some think.
Twitterより
AppleのエンジニアによるとiOS 13以外にもiPadOSでも利用可能で、汎用のUSB/Bluetoothマウスでも利用できるそうですが、点字ディスプレイのように互換性のあるマウスのリストなどは06月時点で無かったそうです。
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