macOS 10.15 CatalinaやiOS/iPadOS 13のiCloud Driveでは必要なファイルをダウンロードしてストレージ容量を節約できる「ファイル・オンデマンド」の様な機能が利用可能になるそうです。詳細は以下から。
AppleはWWDC 2019の中で、次期iOS 13/iPadOS 13でファイルアプリとiCloud Driveとの統合機能を強化し、iCloud Driveに保存してあるフォルダを他のユーザーの共有する「iCloud Drive folder sharing」機能を導入すると発表しましたが、
先週、AppleのCraig Federighi SVPとのインタビューを公開したMacStoriesのFederico Viticciさんによると、macOS 10.15 CatalinaやiOS 13/iPadOS 13のiCloud Driveには、MicrosoftのOneDriveのように必要なファイルだけをダウンロードして利用し、不要になったらローカルストレージから実際のファイルを削除してリンクだけを残しておける「ファイル・オンデマンド (Files On-Demand)」の様な機能が実装されるようです。
The new 'Pin' feature in Files for iOS/iPadOS 13 is a good solution to fix the problem of "I always want to keep these files offline".
Accessed from the context menu (long press). https://t.co/IVzOUodsbL pic.twitter.com/zCwuOknQeW
— Federico Viticci (@viticci) 2019年6月14日
can finally remove locally stored files from iCloud Drive in macOS Catalina 🎉 pic.twitter.com/q0utf4Pv2E
— komocode (@komocode) 2019年6月13日
iCloud Driveのファイル・オンデマンド
iCloud Driveのファイル・オンデマンド機能の名称ははっきりしていませんが、新しいApple OSのiCloud Driveでダウンロードされていないファイルを選択しコンテキストメニューを表示すると、「今すぐダウンロード(Download Now)」というメニューとSafariでタブを固定する時と同じく「ピンで固定(Pin)」というメニューが表示され、後者はそのファイルが常時ダウンロードされた状態となり、
既にダウンロードしたファイルのコンテキストメニューでは「ダウンロードしたものを削除(Remove Downloads)」というメニューが表示され、これを選択することで、ローカルストレージからファイルを削除してローカルストレージの空き容量を増やすことが可能になっているようです。
同様の機能はDropboxが「スマートシンク」として有料プランに提供しており、Appleは先週Microsoft Storeで公開した「iCloud for Windows 10」にもMicrosoftと協力しファイル・オンデマンド・ライクな機能とFile Explorerとの機能統合を行っているので、次期Apple OSのアップデートでこれらの機能が正式にサポートされれば、他のクラウドストレージ・サービスからiCloudストレージへ移行しストレージ・プランをアップグレードするのもいいかもしれません。
追記
この「iCloud Driveでのフォルダ共有機能」と「スクリーンタイムの通信制限」機能は2020年春までに延期されました。
* 来年の春に使えるようになります。
macOS Catalina – 特長 – Apple(日本)
- iCloud のストレージプランと料金 – Apple サポート
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