OS X 10.11 El CapitanのSafariやメール、Spotlightなど「ユーザー体験」の新機能まとめ。

macOS,iOSのデフォルトブラウザ「Safari」のアイコン。 El Capitan
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 WWDC 2015で発表された”OS X 10.11 El Capitan”は「ユーザー体験とパフォーマンスを改善する」とCraig Federighiが発表しましたが、ここではWWDC 2015で紹介されたEl Capitanの「ユーザー体験」についてまとめています。詳細は以下から。

OS-X-El-Capitan-Experience-Parformance


El Capitanの「ユーザー体験 “Experience”」として上げられた機能は

  • Spotlight
  • Built-in apps
  • Window management

の3つで、それぞれの機能は改善または新機能が追加されています。

El-Capitan-WWDC2015-Experience-3

おまけ

 まず、Craig Federighiが見せたのがSpotlightでもBuilt-in appsでもWindows managementでも無いマウスポインタの機能(ギャグ)で、5Kディスプレイなど解像度の高いディスプレイを使用しマウスポインタを見失った場合、マウスやトラックパッドを振るとマウスカーソルが大きくなり発見しやすくなるというもの。

Built-in apps:メール

 OS X El CapitanのメールアプリはiOSのメールアプリと同様、スワイプすることで既読、フラグ付、削除などが可能になります。

OS-X-El-Capitan-Mail-New-Feature

Built-in apps:Safariのピン機能

 El CapitanのSafariは新たに「Pin機能」が搭載され、タブを左隅に持って行くことでタブをアイコンだけ残し(faviconが反映されると思われます)ピン止めした状態にすることが可能で、

OS-X-El-Capitan-Pin

 この状態になったWebサイトはSafariを閉じても消されず、ピン止めされたWebサイトに表示されるリンクをクリックすると新たなタブで表示されます。

Built-in apps:Safariのオーディオコントロール

 新しいSafariはオーディオコントロール機能も備わっており、音が再生されるWebサイトを開くとアドレスバーの右隅と音が出ているWebサイトを表示しているタブにスピーカーのマークが表示され、

OS-X-El-Capitan-Safari-Sound-New-Feature

 アドレスバーのスピーカーマークからは音が出ているタブを直接表示(”Tab with Sound”)することが可能。(この機能に似た機能は既にChromeなどには搭載されています)

OS-X-El-Capitan-Safari-Sound-New-Feature2

Spotlight

 OS X El CapitanではSpotlightの機能が大幅にアップデートされるようで、既に一部の開発者がOS X YosemiteのSpotlightの機能を拡張できる「Flashlight」というプラグインシステムを開発していましたが、これに近いことがEl CapitanのSpotlight機能として追加。

 Spotlightからサンフランシスコの週間天気を調べたり、現在試合中の野球のスコアを調べたりすることが可能です。

OS-X-El-Capitan-Spotlight-New-Feature2

Spotlight

 El CapitanのSpotlightの紹介で好評だったのがSpotlightウィンドウのリサイズと移動で、OS X Yosemiteでは固定されたままのSpotlightウィンドウをドラッグし移動することが可能になっているそうです。(Federighi 曰く「これがイノベーションだ」)

Spotlight:自然言語検索

 新しいSpotlightでは新たに「自然言語検索」が可能になっており(日本語に対応しているかは分かりません)、例えば

  • slides form brian about el capitan
    ▶Brianから送ってもらったSlideでEl Capitanに関するページ
  • mail i ignored form phil
    ▶Philからのメールを無視して表示
  • documents i worked on last june
    ▶去年の6月に仕事で使った資料

 といった検索方法が可能になっています。この検索方法はSpotlightだけではなくメールアプリやFinder検索でも有効。

OS-X-El-Capitan-Spotlight-New-Feature3

Built-in apps:メールアプリ

 メールアプリはフルスクリーン表示に最適化され、メールアプリをフルスクリーンにして新規メールを作成すると、iPadのメールアプリの様に新規メールがフォーカスされ、

OS-X-El-Capitan-Mail-New-Feature

 新規メールから操作を他のメールや画像に移すと新規メールウィンドウは画面下に収納されます。この状態で画像などを新規メールに添付したい場合はスプリングフォルダと同じ様に画像を画面下の新規メールウィンドウに持って行くことで添付できます。

Window management

 El CapitanでExposeもアップデートされており、新たに”Window management”機能という今まで「Magnet」や「Divvy」、「Amethyst」などサードパーティ製アプリが提供してきたウィンドウの配置機能がExposeに加わりました。

 Window managementはサードパーティ製アプリの様に多機能ではありませんが、OS XのExposeと連携しているためExposeを多用するユーザーには便利な機能となると思います。

関連リンク:

コメント

  1. Apple7743 より:

    Spotlightのウィンドウ位置を動かせるようになったのはすてきだね
    位置は記憶してくれるのかしら

  2. Apple7743 より:

    痒い所に手の届くアップデートだなぁ
    ピン機能あればもうChromeとはおさらばだ

  3. Apple7743 より:

    gifが分かりやすくて助かります

  4. Apple7743 より:

    mail i ignored form phil
    Philからのメールを無視して表示
    → 以前無視してたフィルからのメールを表示
    documents i worked on last june
    去年の6月に仕事で使った資料
    → 去年の6月に作成した書類

  5. Apple7743 より:

    Window managementが便利そう。
    Win7からある普通の機能なんだが、あれは便利なんだよね。
    chrome見ながらエクセル入力とか、事務仕事やると、必ず書類を並べて使う場面があるの。
    やっとwinに追いついたな。

  6. Apple7743 より:

    Better Snap Toolアンインストールする時が来たか

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