PanicのMac用FTP/SFTPクライアント「Transmit」がMac App Storeに戻る理由はAppleのSandbox制限が改善されるためのようです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2018年06月04日、米カリフォルニア州サンノゼのマッケナリー・コンベンションセンターで行った「WWDC 2018」の基調講演の中で、次期macOS 10.14 MojaveでMac App Store(以下、MAS)を刷新すると共に、
「Office 365は、生産性を高めてくれるという紛れもない「Office」の体験と、Mac用にデザインされているという、両方のメリットをMacユーザに提供します。新たに再設計されたMac App StoreにOfficeが加わることで、両社のお客様がダウンロードやアップデートを簡単に行えるようになることを喜ばしく思います」と、Microsoft社のコーポレートバイスプレジデント、Kirk Koenigsbauer氏は述べています。
MicrosoftやAdobeのアプリがMASに登場し、過去にMASの機能制限やAppleのレビュープロセスを不満にMASから脱退したPanicやBare Bones Softwareのアプリが戻ってくると伝えましたが、その要因の1つはAppleがSandbox制限を改善するためのようです。
PanicのCodaやTransmit
Panicが2014年にMASでの販売を終了したWebエディタ「Coda」やFTP/SFTPクライアント「Transmit 5」がAppleのApp Sandbox制限のどの部分に触れたかは定かではありませんが、
Panic社のツイートによれば同社が2017年07月に公式ストアでの販売に切り替えた「Transmit v5」については、現在の全ての機能がSandbox制限のあるMAS版でも利用可能になるそうで、今後は公式ストア版が買い切り(one-time purchase)、MAS版をサブスクリプション版としてリリースする用意があるそうで、
🧞♂️ Our idea: Transmit 5 on the Mac App Store will be a subscription, while Transmit 5 direct from us will remain a one-time purchase. The choice is yours! Think Transmit 5 is too expensive or need it briefly? Subscribe. Hate subscriptions and prefer to own apps? Buy from us.
— Panic Inc (@panic) 2018年6月4日
Webエディタ「Coda」についもMASでの販売を再開したいものの、いくつかのSandbox制限からすぐにはMASに戻せないようですが、今後改善されればMASでの販売が期待できるようですが、Appleは現在のところSandbox制限のアップデートについてアナウンスしていないため、WWDC 2018のセッションで何か発表があると思われます。
We'd like for Coda to return to the app store eventually. Right now, Coda cannot be properly sandboxed and still maintain the user experience we're aiming for. We're hoping that a few specific sandboxing improvements will land in the future, which would allow it. Stay tuned! –T
— Panic Inc (@panic) 2018年6月4日
- Shockingly Good Software. – Panic
コメント
「AppleのSandbox制限の改善されるため。」タイトルおかしない?
すみません。投稿後に気づいて「AppleのSandbox制限が改善されるため。」と変更したのですが、まだ修正されていないようです。
もう少し経つと修正されると思います。ご指摘ありがとうございます。
いつもお世話になってるから、応援してるで
Cyberduckがあるからこれを使うのやめたな。