Mac用FTP/SFTPクライアント「Transmit」がMac App Storeに復活しています。詳細は以下から。
米オレゴン州のソフトウェア会社Panic, Inc.は現地時間2018年11月15日、06月のWWDC 2018の基調講演で発表されていたとおり、AppleのSandboxにより十分な機能を提供できないとして販売を終了していたFTP/SFTPクライアント「Transmit for Mac」のMac App Storeでの販売を再開したと発表しています。
Since then, a lot has changed. macOS Mojave gave us a significantly improved App Store that caters to professionals like yourself and seems to treat apps with respect. And sandboxing has evolved enough that Transmit can be nearly feature-parity with its non-sandboxed cousin.So, as we promised at WWDC: it was time to give this another go.
You can now get Transmit 5 on the Mac App Store!Transmit 5 on the Mac App Store – Panic Blog
価格とStore比較
PanicのCabelさんはMac App StoreでのTransmitの販売再開をAppleがmacOS 10.14 MojaveでSandboxを緩和したためだと説明しており、Mac App Store版Transmit 5はmacOS 10.14以上でのみ利用可能で、公式サイト版と比較して以下のような違いがあります。
Mac App Store版
- 価格はサブスクリプション制で24.99ドル/年(2,800円/年)。
- Mac App Storeのセキュリティとワンクリックでのインストール、アップデートなどを簡単に行うことが可能。
- Transmit v6.0などのメジャーアップデートがリリースされれば追加料金無しでアップデート可能。
- Transmit DiskやOpen-In Terminalといった機能が利用できません。
- マイナーなSandboxの制限がります。
- サブスクリプションが切れると機能しなくなります。
公式サイト版
- 価格は買い切りで45ドル(5,400円)。
- 購入したユーザーであれば複数のMacで利用可能。
- Sandboxの制限なし。
- Transmit DiskやOpen-In Terminalをサポート。
- macOS 10.14 Mojaveはもちろん、OS X 10.11 El Capitan以上のmacOS/OS Xをサポート。
- アプリはpanic.comからダウンロードし、アップデーはBuild-in Updater経由。
- Transmit v5.0などのメジャーアップデートは別途料金が必要です。
サブスクリプション制となったMac App Store版のTransmit 5はサブスクリプションを開始する前に7日間のトライアル期間が設けられており、iCloudでの同期はサポートしていないものの、自社クラウドサービスPanic Syncが利用可能となっています。
また、Panicは2014年にMac App Storeから撤退したWebエディタ「Coda」については、Sandboxの制限がまだクリアできていないとコメントしています。
- Transmit 5 – Panic
- Transmit 5 – Mac App Store
- Transmit 5 on the Mac App Store。 – Panic Blog
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