ユーザーが気づかないまま暗号化されずにMac内に保存されている通知センターログを表示&削除してくれるユーティリティ「AuRevoir」がリリースされています。詳細は以下から。
先週、元Facebook MessageのソフトウェアエンジニアAlec Muffettさんがオープンソースで開発されている暗号化メッセージアプリ「Signal」のログがmacOSの通知センターログ(SQLite)に非rootユーザーでもアクセスできる形で保存されている事を発見し、この問題はメールやSlackなど通知センターを利用する全てのアプリに関係するものだとして注意を呼びかけていましたが、
AuRevoir (French for ‘goodbye’) is a simple utility to view and remove notifications from Apple’s Notification Database
The application targets Signal notifications -but, click ‘all apps’ to either view or remove all notifications:objective-see/AuRevoir: View and remove notification messages from Apple's "Notification Database" – GitHub
このログを確認(Dump)できるスクリプトを公開していたObjective-SeeのPatrick Wardleさんが新たにMac内に保存された通知センターログを表示&削除するためのユーティリティアプリ「AuRevoir」を公開しています。
AuRevoir
AuRevoirはフランス語で「さようなら👋」という意味で、このアプリでは通知センターログに対して以下のアクションを実行でき、デフォルトではSignalアプリの通知センターログのみが対象となっていますが、[✅ all apps]を有効にすると以下のパスに保存されている全てのアプリの通知センターログを表示&削除することが可能です。
- View Msgs : 通知センターログに保存されている通知を表示する
- Remove Msgs : 通知センターログに保存されている通知を削除する
- dump all : 通知センターログを.txt型式で保存する
$TMPDIR/../0/com.apple.notificationcenter/db2/db*
AuRevoirのシステム要件はmacOS 10.13 High Sierra以上で、ソースコードおよびバイナリはGitHubのリポジトリに公開されているので、気になる方は試してみて下さい。
コメント
今更気づいたのって話だな。
これ言い出したら、大昔からインストールされてるApp一覧とかロックかけてても見られたし、今はどうだか知らんがカメラロールのサムネイルキャッシュも見放題だった。
ザルだよ。