A10チップを搭載した「9.7インチiPad (第6世代)」はHEIFおよびHEVCメディアの撮影が可能。

iPad

2018.04.18

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　A10 Fusionチップを搭載した「9.7インチiPad (第6世代)」はHEIFおよびHEVCメディアの撮影が可能となっているそうです。詳細は以下から。

　Appleは現地時間2018年03月27日、教育機関向けイベントの中でApple Pencilをサポートした「9.7インチ iPad 第6世代(以下、iPad 第6世代)」を新たに発売しましたが、このiPad 第6世代はAppleのA10 Fusionチップを搭載したことで9.7インチモデルのiPadシリーズとしては初めてiOS 11からサポートされた高効率の画像フォーマット「HEIF(High Efficiency Image File)」、およびH.265として知られる「HEVC(High Efficiency Video Codec)」でのメディア撮影が可能になっています。

So where and how can we create HEIF image and HEVC movie content? So, as you can see, we currently only have HEIF encode support and hardware on iOS with minimum configuration being the A10 Fusion chip, an example, of which, is the iPhone 7 and the iPhone 7 Plus.

Introducing HEIF and HEVC WWDC 2017 – Session 503 – Apple

　Appleが2017年に発売した「9.7インチiPad (第5世代)」は、AppleのA9チップを搭載していたため、9.7インチiPadシリーズ(Pro除く)はHEIF/HEVCの“Capture/Hardware Encode”には対応せず、“Hardware Decode”までの対応となっていましたが、

iPad 第6世代ではHEIF/HEVCフォーマットでのカメラキャプチャがサポートされ、設定アプリの[カメラ] → [フォーマット]に写真とビデオを高効率のHEIF/HEVCフォーマットで撮影/録画するか、互換性を優先しJPEG/H.264フォーマットで撮影/録画するかの設定が追加されています。

HEIF

HEIF	iOSデバイス	Mac
	Decode Support
Hardware Decode	A9チップを搭載したiOSデバイス	Intelの第6世代Coreプロセッサ「Skylake」搭載のMac
Software Decode	全てのiOSデバイス	全てのMac
	Encode Support
Hardware Encode	A10 Fusionチップを搭載した iOSデバイス	–
	Capture Support
Hardware Encode	A10 Fusionチップを搭載した iOSデバイス	–

HEVC

HEVC	iOSデバイス	Mac
	Decode Support
8-bit Hardware Decode	A9チップを搭載した iOSデバイス	Intelの第6世代Coreプロセッサ「Skylake」搭載のMac
10-bit Hardware Decode	A9チップを搭載した iOSデバイス	Intelの第7世代Coreプロセッサ「Kaby Lake」搭載のMac
8-bit Software Decode	全てのiOSデバイス	全てのMac
10-bit Software Decode	全てのiOSデバイス	全てのMac
	Encode Support
8-bit Hardware Encode	A10 Fusionチップを搭載した iOSデバイス	Intelの第6世代Coreプロセッサ「Skylake」搭載のMac
10-bit Software Encode	–	全てのMac
	Capture Support
8-bit Hardware Encode	A10 Fusionチップを搭載した iOSデバイス	–

おまけ

　また、macOS High SierraではmacOS 10.13.0でプレビューやQuickTime Player X, 写真アプリなどがHEIF/HEVCのプレビューに対応し、macOS 10.13.0ではQuickTime Player Xが動画のHEVC書き出しを、先日リリースされたmacOS 10.13.4ではプレビューが画像のHEIFフォーマットでの保存に対応しています。