iOSのサンドボックス内で動くオープンソースのターミナルエミュレータ「OpenTerm」

OpenTermのアイコン アプリ
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 iOSのサンドボックス内で動くオープンソースのターミナルエミュレータ「OpenTerm」がリリースされています。詳細は以下から。

OpenTermのアイコン

 OpenTermはベルギーのエンジニアLouis D’hauweさんが開発し、今年01月にリリースしたiOS用のターミナルエミュレータで、AppleのSandbox制限内で動作し、オープンソース(MITライセンス)&無料(アプリ内課金もなし)で利用することが可能です。

OpenTerm for iOS applech

The new name is OpenTerm, which puts a nice focus on the fact that the app is open source. Furthermore, the icon has been updated to prevent any further confusion. It’s available as an update in the App Store now. The app is still free, with no in-app purchases or ads.

OpenTerm – Silver Fox

OpenTermの使用例

 OpenTermは当初「Terminal」という名前で公開されていましたが、AppleからmacOSのターミナルアプリと間違われる可能性があるとして「OpenTerm」に名前を変更し再リリースされたそうで、現在公開されているOpenTerm v1.3ではawkやsshなど以下48のコマンドを利用することが可能となっており、

OpenTerm v1.3で利用可能なコマンド
awk cat cd chflags
chksum clear compress cp
curl date du echo
egrep env fgrep grep
gunzip gzip help link
ln ls mkdir mv
open-url printenv pwd readlink
rm rmdir scp sed
setenv sftp share ssh
stat sum tar tee
touch tr uname uncompress
unsetenv uptime wc whoami

viやemacsなどのエディタは利用できませんが、iOS 11のファイルアプリを利用することでOpenTerm外にあるiCloudフォルダへのアクセスや、curlやsftpでのファイルの取得awkやsedでのファイル処理などを行うことが可能で、次期アップデートではSwiftからアイデアを得たCubというスクリプトがサポートされるそうなので、興味のある方は利用してみて下さい。

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