Safariのパスワードジェネレータは人気Webサイトのログイン・パスワード条件を把握し適切なパスワードを作成。

Safari

2018.02.052018.02.06

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　Safariのパスワードジェネレータは人気メーカーやサービスのWebサイトのログイン・パスワード条件を把握しているそうです。詳細は以下から。

　Apple Events for macOSなどの開発者で、現在は9to5Macのエディタとしても活躍しているブラジルのGuilherme Ramboさんによると、Safariのパスワードジェネレータは人気メーカーやサービスのWebサイトのログイン・パスワードに設定されている条件を把握し、適切なパスワードを作成してくれるそうです。

When you use Safari to generate passwords, thank the person at Apple that had to go through popular websites and register their password requirements pic.twitter.com/rOtjLDmU0p

— Guilherme Rambo (@_inside) 2018年2月2日

/System/Library/PrivateFrameworks/SafariShared.framework/Versions/A/Resources/WBSPasswordGenerationRequirementsByDomain.plist

　例えば自動車の販売やレビューなどを掲載しているアメリカの「AutoTrader」というECサイトはユーザー登録の際に設定させるログイン・パスワードに「5文字以上20文字以下の英数」という制限(必要条件)をつけていますが、Safariのパスワードジェネレータにはこの仕様が記載されており、パスワードジェネレータを利用すると仕様通りのランダムなパスワードを作成してくれます。

<key>autotrader.com</key>
<dict>
<key>PasswordMinLength</key>
<integer>5</integer>
<key>PasswordMaxLength</key>
<integer>20</integer>
<key>PasswordAllowedCharacters</key>
<string>abcdefghkmnopqrstuvwxyzABCDEFGHJKLMNPQRSTUVWXYZ23456789</string>
</dict>

WBSAutoFillQuirks.plistより

　また、Yahoo!JapanやAppleのWebサイトなど独自のパスワードチェック/設定を利用しているサイトは、パスワードジェネレータの競合が起こらないようSafariのパスワードジェネレータが機能しないように設定(PasswordGenerationDisallowed)されているようです。

おまけ

　現在、Safari(STP)がパスワードの仕様を把握しているサイトは以下Yahoo!JapanやJALなどを含む47サイトで、この機能をパスワード管理アプリ「1Password」にも実装して欲しいと思ったユーザーから早速カナダAgileBitsへフィードバックが送られたようなので、今後1Passwordにもこの機能が採用されるかもしれません。