AppleがmacOS 10.12.6 SierraおよびOS X 10.11.6 El Capitan向けにCPUのSpectre脆弱性を修正した「Safari v11.0.2」をリリースしています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2018年01月08日、GoogleのProject Zeroチームなどが公開したIntelやARMなど投機的実行機能を持つCPUに対するサイドチャネル攻撃によりユーザーパスワードなどが窃取される可能性があるSpectre脆弱性を修正した「Safari v11.0.2」をmacOS 10.12.6 SierraおよびOS X 10.11.6 El Capitan向けに公開しています。
Safari 11.0.2
Released January 8, 2018
- Available for: OS X El Capitan 10.11.6 and macOS Sierra 10.12.6
- Description: Safari 11.0.2 includes security improvements to mitigate the effects of Spectre (CVE-2017-5753 and CVE-2017-5715).
About the security content of Safari 11.0.2 – Apple Support
リリースノートによると、アップデート後はSafariのBuildナンバーがOS X 10.11.6 El Capitanでは“Version 11.0.2 (11604.4.7.1.6)”へ、macOS 10.12.6 Sierraでは“Version 11.0.2 (12604.4.7.1.6)”へアップデートされるそうなので、ユーザーの方はチェックしてみて下さい。
Spectre脆弱性を修正したiOS 11.2.2, macOS 10.13.2追加アップデートもリリースされています。
追記
Spectreパッチ前後でのSafariの比較ベンチマークスコアを測定しました。
- About the security content of Safari 11.0.2 – Apple Support
- What Spectre and Meltdown Mean For WebKit – WebKit
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