GFXBench for OpenGLと for MetalでMacBookの比較ベンチマークをしてみた。

記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

 GFXBench for OpenGLと for MetalでMacBookの比較ベンチマークをしてみました。詳細は以下から。


Metal-for-Mac-Hero


 先日、ハンガリーのソフトウェア会社Kishonti LtdがOS X 10.11 El CapitanからサポートされたMetal for Macに対応したベンチマークアプリを公開しましたが、ベンチマークテストがOpenGL版と違っており比較していいものか分からなかったため、


GFXBench-Metal-Version

 Kishontiに問い合わせたところ、以下の様な回答をいただき、「基本的にはGFXBench for OpenGLとfor Metalでのスコアを比較しても問題ない」とのことだったので、実際に比較してみました。

  • GFXBench for Metalでは新たにMetal専用のテスト(マンハッタン)が加えられている
  • オフスクリーンベンチマークは様々なディスプレイ解像度を持つデバイス間でスコアを比較するためのベンチマークで、統一された解像度(1080p)のベンチマークスコアを提供する
  • GFXBench for Metalでは[情報]タブからそのデバイスがサポートしているMetalのFeature Sets(MTLFeatureSet_OSX_GPUFamily1_v1 etc…)などが確認できる

比較してみた

 今回比較ベンチマークに利用したのは「マンハッタン」と「ティラノサウルス レックス」のオンスクリーンテストで、OSはOS X 10.11.3, GPUはIntel Iris Graphics 6100を搭載したMacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)のエントリーモデルを使用。




 結果は次の通りで、どちらもMetal APIを利用したベンチマークテストの方が約16%OpenGLを上回っています。(スコアは3回の平均値 で Higher is better)


GFXBench-OpenGL-and-Metal-Score

 また、dGPU搭載のMacについてもGFXBenchにスコアが投稿され始めており、AMD Radeon R9 M370XはOpenGLに比べてMetalを利用した方が約60%スコアが上がっているので、iGPU搭載のMacより大きな恩恵を受けられると思いますが、


GFXBench-Results-MacBookPro-15inch-Mid2015-R9-370X

 Metal for Macは2012年以降に発売されたMacでしか利用できず、Metal APIに対応しているアプリがほとんどない状態が現状なので、そのあたりが今後の課題のようです。

GFXBench 無料

GFXBench GL
カテゴリ: ユーティリティ, 開発ツール


GFXBench Metal
カテゴリ: ユーティリティ, 開発ツール


関連リンク

コメント

  1. Apple7743 より:

    Radeonのスコアに関しては、MacのOpenGLドライバの出来が他のOSに比べて悪いという点を差し引かないとアカン気がする。

  2. Apple7743 より:

    ドライバが良くなればいいけど、現状どっちかならMetal対応してくれれば本来の実力が出しやすいってことでおけ?

  3. Apple7743 より:

    Metalの方がGPU本来の性能を引き出せるのは間違いない。
    ただしMac専用になってしまう点が最大のネックとも言える。

  4. Apple7743 より:

    うちではこんな数字だったよ。MacBook Pro 15 Late2013 i7-4850HQ
    i.imgur.com/JvDyBS4.png
    GT750M
    Manhattan OpenGL 1709.3
    Tyranno OpenGL 2965.7
    Manhattan Metal 1974.53
    Tyranno Metal 4003.28
    Iris Pro GT3e
    Manhattan OpenGL 1345.3
    Tyranno OpenGL 2330.7
    Manhattan Metal 1929.86
    Tyranno Metal 4126.18

タイトルとURLをコピーしました