macOS 10.14 MojaveのインストールアプリではBridgeOSなどのアセットファイルを予めダウンロードしておく「downloadassets」オプションが利用可能になっています。詳細は以下から。
Appleは2018年06月、開発者向けに公開したmacOS 10.14 MojaveのBeta版でmacOSの起動可能なインストールメディアを作成できる「createinstallmedia」コマンドに“–downloadassets“オプションを追加しましたが、このオプションはリリース版でも利用可能となっていました。
$/Applications/Install\ macOS\ Mojave.app/Contents/Resources/createinstallmedia
Usage: createinstallmedia --volume <path to volume to convert>
Arguments
--volume, A path to a volume that can be unmounted and erased to create the install media.
--nointeraction, Erase the disk pointed to by volume without prompting for confirmation.
--downloadassets, Download on-demand assets that may be required for installation.
Example: createinstallmedia --volume /Volumes/Untitled
This tool must be run as root.
downloadassetsオプション
新たに追加された”–downloadassets”オプションは、通常macOSのインストール時にインストーラーがAppleのCDNにアクセスして最新のアセットファイルをダウンロードするプロセスを省くためのオプションで、このオプションを付けてmacOS Mojaveのインストーラーをcreateinstallmediaコマンドで作成すると、作成中にアセットファイルのダウンロードが開始されます。
sudo /Applications/Install\ macOS\ Mojave.app/Contents/Resources/createinstallmedia --downloadassets --volume /Volumes/USB/
このオプションを利用して作成したmacOS 10.14 Mojaveの起動可能なインストールメディアにはAppleのMac用SoC「Apple T」シリーズのBridgeOSの最新バージョンやファームウェアアップデートなどが追加されています。
BridgeOSのパッケージファイルのサイズはせいぜい250MB程度なので、このオプションを利用してもAppleが定める「少なくとも12GB以上の空き容量のあるUSBフラッシュドライブなど」の容量を超えることはありませんが、BridgeOSがアップデートされ、インストールメディアのBridgeOSのバージョンが古くなれば結局最新のBridgeOSをAppleのCDNからダウンロードさせられるので、Appleはこのオプションをサポートページには記載していないようです。
- macOS の起動可能なインストーラを作成する方法 – Apple サポート
コメント