macOS 14 Sonomaでは、14/16インチMacBook Pro (2021)以降でも「Pro Displayキャリブレータ」を利用したBuild-Inディスプレイの補正が可能になっています。詳細は以下から。
Appleは2019年06月のWWDC19で、Mac Pro (2019)と同時に32インチRetina6KディスプレイとLEDバックライトを採用したProユーザー向けディスプレイ「Pro Display XDR」を発表し、その後、新たに導入した「Pro Displayキャリブレータ」アプリを利用したPro Display XDRのキャリブレーション方法を公開しましたが、
Appleが新たに公開した「macOS 14 Sonoma」では、14インチ/16インチのLiquid Retina XDRを搭載したMacBook Pro (2021)以降でも、Pro Displayキャリブレータアプリを利用したBuild-Inディスプレイの補正が可能になっています。
Pro Displayキャリブレータ
macOS 14 SonomaへアップグレードされたMacBook Proでは、新たにシステム設定アプリの[ディスプレイ] → [プリセット] → [ディスプレイを補正…]をクリックすると、Pro Displayキャリブレータ・アプリが表示されるようになっており、
/System/Library/CoreServices/Pro Display Calibrator.app
Photo ResearchやColorimetry Researchなどサードパーティ製の分光測光器を利用したホワイトポイント、原色、ルミナンス、ガンマ応答のフル補正および、補正を微調整、カラーグリッドを使用してディスプレイのホワイトポイントを視覚的に調整するビジュアル微調整が利用できます。
Appleが確認しているサードパーティ製分光測光器とPro Displayキャリブレータアプリ対応ディスプレイは以下の通りで、キャリブレーションのワークフローはサポートページに公開されているので、対応デバイスをお持ちの方は試してみてください。
サードパーティ製分光測光器
- Photo Research : PR-740、PR-745、または PR-788
- Colorimetry Research : CR-300
Pro Displayキャリブレータアプリ対応ディスプレイ
- Apple Pro Display XDR
- Apple Studio Display
- MacBook Pro (14-inch, 2021)
- MacBook Pro (16-inch, 2021)
- MacBook Pro (14-inch, 2023)
- MacBook Pro (16-inch, 2023)
コメント
MacBook Proの内蔵ディスプレイは結構困りもの
i1シリーズに対応してくれないかな〜