AppleがiCloud Driveから過去のバージョンファイルが消失してしまう不具合も「macOS 14.4.1 Sonoma」で修正しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2024年03月25日、最新のmacOS 14.4アップデート後にMacに接続したUSBハブが認識しない、オーディオプラグインやJavaを利用したアプリがクラッシュする不具合を修正した「macOS 14.4.1 Sonoma Build 23E224」をリリースしましたが、
このアップデートには以下のようなMac用のバグ修正が含まれます:
- 外部ディスプレイに接続されたUSBハブが認識されないことがある問題
- プロフェッショナル向けの音楽制作アプリ用に設計されたコピー保護済みのAudio Unitプラグインが開かない、または検証がパスしないことがある問題
- Javaを含むアプリが突然終了することがある問題
リリースノートより
リリースノートには記載されていものの、このmacOS 14.4.1 Sonomaでは、iCloud Driveに対応したアプリで保存された過去のバージョンファイルが消失してしまう不具合も修正されています。
過去のバージョンファイルが消える不具合
この不具合は、macOSのiCloud Drive機能の1つで、Macのストレージの空き容量が少なくなるとMacからファイルを削除しiCloudのみに保存する「Macストレージを最適化 (Optimise Mac Storage)」機能が有効になった状態で、iCloud Driveからファイルを削除すると、そのファイルの過去のバージョンファイルも全て削除されてしまうというもので、
macOS 14.4で削除されると、ファイルは直ぐにiCloud Driveから削除されていしまうため、iPhoneやiPadからも過去のファイルを確認できなくなっていましたが、この不具合はmacOS 14.4.1で修正されているので、iWorkなどで共同作業を行っている方はmacOS 14.4.1へアップデートすることをオススメします。
Tested on 3 different Macs with Optimise Mac Storage turned on. Three files with up to 26 versions, all preserved perfectly following eviction and download.
— Howard Oakley, Eclectic Light Co (@howardnoakley) March 25, 2024
This bug has now been fixed in Sonoma 14.4.1. Provided that files haven’t been evicted in 14.4, once your Mac is updated to 14.4.1, eviction shouldn’t result in the loss of local versions any more.
Serious bug in Sonoma 14.4 will destroy saved versions in iCloud Drive – The Eclectic Light
- Serious bug in Sonoma 14.4 will destroy saved versions in iCloud Drive – The Eclectic Light
コメント