Primate LabsがWWDC 2017で発表されたiMacやMacBook Proのベンチマークスコアを公開しています。詳細は以下から。
AppleはWWDC 2017の基調講演の中でIntelの第7世代Coreプロセッサ「Kaby Lake」を搭載したiMacおよびMacBook/MacBook Pro (2017)を発表しましたが、このKaby LakeモデルのMacのベンチマークスコアをカナダPrimate Labsが新たに公開しています。
Geekbench 4 scores are calibrated against a baseline score of 4000 (which is the score of an Intel Core i7-6600U). Higher scores are better, with double the score indicating double the performance.
Mac Benchmarks – Geekbench Browser
デスクトップMac
新たに発売されたiMac 2017モデルはBroadwellおよびSkylakeを搭載した2015モデルから各モデル別にベースクロックがアップされたことから順当にスコアを上げており、
Geekbench 4スコア Multi-Score Single-Score |
2015 | 2017 | 備考 |
---|---|---|---|
iMac 5K BTOモデル | 16,968 5,263 |
18,945 5,610 |
12%Up 6.6%Up |
iMac 5K 上位モデル | 12,953 4,671 |
14,816 5,076 |
14%Up 8.7%Up |
iMac 5K 下位モデル | 12,035 4,362 |
13,674 4,695 |
13%Up 7.6%Up |
iMac 4K上位 | 12,202 4,176 |
13,798 4,740 |
13%Up 13%Up |
iMac 4K下位 | 12,663 4,176 |
3.7%Up 6.4%Up |
BTOで選択可能なIntel Core i7-7700K@4.2GHz(TB 4.5GHz)を選択することで、iMacでは初めて旧デザインのMac Pro (Mid 2012)のBTOモデルであるXeon Westmere-EP X5675@3.06GHz(6Core x2)モデルのスコアを上回っています。
ラップトップMac
ラップトップMacはMacBook ProおよびMacBookシリーズがIntelの第6世代Coreプロセッサ「Skylake」から、Kaby Lakeへアップデートされ、先週MacRumorsがMBP 15インチ・上位モデルはマルチスコアで約20%パフォーマンスが向上しているという結果を算出していましたが、
Geekbench 4スコア Multi-Score Single-Score |
2016 | 2017 | 備考 |
---|---|---|---|
MBP 15インチ BTO | 13738 4287 |
15952 4759 |
16%Up 11%Up |
MBP 15インチ 上位モデル | 13197 4101 |
15146 4432 |
15%Up 8%Up |
MBP 15インチ 下位モデル | 12570 3986 |
14426 4351 |
15%Up 9.2%Up |
MBP 13インチ BTO | 8009 4020 |
9795 4690 |
22%Up 17%Up |
MBP 13インチ ベースモデル | 7538 3796 |
8919 4204 |
18%Up 11%Up |
MB 12インチ BTO | 6481 3279 |
???? | – |
MB 12インチ 上位モデル | 5866 3044 |
???? | – |
MB 12インチ 下位モデル | 5126 2686 |
6819 3589 |
33%Up 34%Up |
2016年06月12日時点でPrimate LabsのGeekbenchデータベースに登録されたスコアの統計によると、少し下がって約15%程度の向上となっており、13インチモデルも2016年モデルと比較して18~22%程度マルチスコアが上昇しているようなので、購入を検討されている方は参考にしてみて下さい。
*MacBook 2017シリーズはまだ母数が少ないのかIntel Core m3-7Y32を搭載した下位モデルしかスコアが出ていないため、MacBook10,1のデータからデータをピックアップしてグラフ化しています。
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