macOS 10.15.4 Catalinaで表示されるレガシーなシステム機能拡張を利用したアプリに対する警告は、インストール済みのアプリの初回読み込み時にも表示されようになっています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2020年03月24日にリリースした「macOS 10.15.4 Catalina」で、DriverKitで置き換えられるレガシィなKernel programming interfaces(KPIs)を利用するアプリをインストールしようとすると、「将来のmacOSで対応しなくなる」という警告を表示するように開発者に通知していましたが、この警告は、既にmacOS 10.15.3以前でインストール済みのアプリにも適用されているそうで、
macOS 10.15.4アップデート後に、レガシーなシステム機能拡張(kext)が初めて読み込まれた時にも表示されるそうで、レガシーなkextを利用したアプリをインストールしたMacをmacOS 10.15.4へアップデートした方は以下のようなポップアップが大量に表示された方もいると思います。
これに対し、Appleは昨日サポートドキュメントを公開し、この警告が表示されたアプリはレガシーなシステム機能拡張を利用しているため、macOS 10.15.x Catalinaでは引き続き動作するものの、今後のバージョンのmacOS (未定)では互換性がなく、動かなくなる可能性があるとして、今のうちに開発元に問い合わせ新しいバージョンのアプリが提供される予定があるかを確認するようにコメントしているので、上記のようなポップアップが表示された方は開発元の公式サイトやサポートフォーラムなどをチェックしてみてください。
2019 年、Apple は開発者の皆様に対し、macOS Catalina がレガシーのシステム機能拡張に完全対応する最後の macOS となることをお知らせし、その後も、開発者の皆様がソフトウェアを適宜移行できるよう協力して参りました。開発者の方々には、これらの機能拡張を刷新する形で、ますます新しくなる Mac のセキュリティや信頼性の向上と、ユーザフレンドリーなソフトウェアの配信方法の実現に貢献していただいています。最終的な移行日は未定です。
移行が完了するまでの間、Mac では、レガシーのシステム機能拡張の初回読み込み時にメッセージが表示され、その後も機能拡張を使い続けていると定期的に同様のメッセージが表示されます。これは、システム上の既存のソフトウェアが、今後のバージョンの macOS では互換性がなくなるシステム機能拡張を読み込んでいることを前もってお知らせするものです。
レガシーのシステム機能拡張について – Apple サポート
コメント