ElectronがAppleのプライベートAPIを利用していたことにより、macOS 26 Tahoeアップデート後にElectron製アプリがGPU使用率を上昇させてしまう不具合はmacOS 26.2で修正されたそうです。詳細は以下から。
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Appleが現地時間2025年09月にリリースした「macOS 26.0 Tahoe」では、ElectronがAppleのAppKitプライベートAPI (_cornerMask)をオーバーライドし、アプリに半透明のカスタムコーナーマスクを適用していたことが原因で、Electron製アプリを起動するとWindowServerプロセスのGPU使用率が100%を超えて上昇し、Mac全体のパフォーマンスの低下やバッテリードレインを起こす不具合が確認され、

ElectronがWindowServerのGPU使用率を上昇させる
Electronのメンテナンスグループは09月末に、この不具合を修正したElectron v38.2.0, v37.6.0, v36.9.2およびv39.0.0 alpha.7以降をリリース、VS CodeやCursor、Discord、Slack、Microsoft Teamsなど多くのElectron製アプリが最新のElectronへアップデートしましたが、この不具合はAppleが12月12日にリリースした「macOS 26.2 Tahoe (25C56)」で、macOS側でパッチが適用されたそうです。

Please update your mac to 26.2, the underlying issue is fixed and no longer relevant
avarayr/shamelectronより
macOS 26.2へアップデートを
この不具合をリバースエンジニアリングにより、発見&Electron製アプリが利用しているElectronのバージョンを追跡するサイト「Shamelectron」を公開した米Meridius Labsの@avarayrさんによると、AppleはmacOS 26.2でこの不具合を修正したため、macOS 26.2へアップデートすれば、古いバージョンのElectronを利用したアプリ起動しておいても、GPU使用率が上昇していく事はなくなったそうです。
I built a website that tracks which ⚛️ Electron apps cause your Mac to heat up and lag on MacOS 26 🔗⬇️ pic.twitter.com/Hq4yEXjpdn
— Normarayr (@normarayr) October 3, 2025
ただ、今回の騒ぎにより、Mac向けに公開されている多くのElectronアプリがメンテナンスされていない/セキュリティサポートが終了したバージョンを利用していることが露呈し、Shamelectronでは現在も多くのアプリが古いバージョンのElectronを利用していること確認できるので、興味のある方はチェックしてみてください。


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