米CPSC、Ankerがリコールを行っているモバイルバッテリーで火災や火傷に至る事故があったとして情報を公開。

Anker Recall Anker
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 米CPSCがAnkerがリコールを行っているモバイルバッテリーで火災や火傷に至る事故があったとして情報を公開しています。詳細は以下から。

Anker Power Bank (20000mAh, 30W)

 アメリカの消費者製品安全委員会(CPSC:Consumer Product Safety Commission)は現地時間2025年09月18日、アメリカで今年06月からリコールを行っている米Ankerが発売したモバイルバッテリーで火災や火傷に至る事故があったという報告を受けたとして情報を公開しています。

Anker power bank recall cpsc

Incidents/Injuries:
The firm has received 33 reports of fire and explosion incidents. Four minor burn injuries and one report of substantial property damage have been reported.

Anker Power Banks Recalled Due to Fire and Burn Hazards; Manufactured by Anker Innovations – CPSC

 CPSCがAnkerから受けた報告によると、アメリカで販売されたモバイルバッテリーのモデルA1647, A1652, A1257, A1681, A1689は合計で約48万1千個(481,000Units)あり、報告された事故の内訳は火災や爆発に至る事故が33件、軽いやけどが4件、重大な物的損害が1件となっているそうです。

Anker Recall

 CPSCやAnkerは、ユーザーに対し公式サイトでシリアルナンバーを確認し、リコール対象製品はごみ箱やホームセンターなどに設置されている電池リサイクルボックスには捨てず、自治体の有害廃棄物収集センター(HHW:Household Hazardous Waste)に受け入れ可能かを問い合わせて、可能ならば持ち込んで欲しいとコメントされています。

Anker Power Banks Recalled Due to Fire and Burn Hazards; Manufactured by Anker Innovations

Your municipal household hazardous waste (HHW) collection center may accept this recalled lithium-ion battery or device for disposal. Before taking your battery or device to a HHW collection center, contact that office ahead of time and ask whether it accepts recalled lithium-ion batteries. If it does not, contact your municipality for further guidance.

Anker Power Banks Recalled Due to Fire and Burn Hazards; Manufactured by Anker Innovations – CPSC

日本ではロボット掃除機とモバイルバッテリー

 モバイルバッテリーのリコールはAnker Japanでも行っており、消費者庁が日本時間2025年09月19日に公表した消費生活用製品の重大製品事故報告では、Ankerが2025年06月からリコールを行っているモバイルバッテリー「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W) (型番A1257)」で火災に至る重大製品事故が1件、

Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)

異音がしたため確認すると、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生していた。現在、原因を調査中。令和7年8月28日に消費者安全法の重大事故等として公表済事業者が重大製品事故として認識したのは令和7年9月5日

消費生活用製品の重大製品事故:長期使用の扇風機についての注意喚起、リコール製品で火災等(イヤホン(コードレス式、マイク付、リチウムイオンバッテリー内蔵))(9月19日) – 消費者庁

09月24日に公開された消費生活用製品の重大製品事故報告では、2023年08月からリコールを行っているロボット掃除機「Eufy Clean G40+ (T2272)」でも周辺を焼損する火災が1件発生していたそうなので、対象製品を購入された方はAnker Japanの公式サイトをチェックしてみてください。

Eufy Clean G40+

当該製品を使用中、火災警報器が鳴動したため確認すると、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生していた。事故の原因は、現在、調査中であるが、当該製品に搭載されるバッテリーの不具合により、出火に至ったものと考えられる。令和7年8月28日に消費者安全法の重大事故等として公表済。事業者が重大製品事故として認識したのは令和7年9月11日、令和5年8月22日からリコールを実施(特記事項を参照)回収率:72.6%

消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(電気掃除機(自走式))(9月24日) – 消費者庁

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