Apple、最新のmacOS 15 SequoiaやiOS 18、visionOS 2で「Canon PowerShot V1」のRAWフォーマットをサポート。

　Appleが2025年07月時点の最新のmacOS 15 SequoiaやiOS 18、visionOS 2で「Canon PowerShot V1」のRAWフォーマットをサポートしたと発表しています。詳細は以下から。

　Appleは現地時間2025年07月16日、最新のmacOS 15 SequoiaやiOS/iPadOS 18、visionOS 2でネイティブサポートしているサードパーティ製デジタルカメラのRAWフォーマットリストを更新し、Canon PowerShot V1のRAWフォーマットを追加サポートしたと発表しています。

This list is current as of July 2025 and reflects compatibility with the latest versions of iOS 18, iPadOS 18, macOS Sequoia 15, and visionOS 2. These operating systems include enhanced support for processing digital camera RAW formats, providing better detail, improved noise reduction, and greater image-editing flexibility when using apps that support RAW.

Digital camera RAW formats supported by iOS 18, iPadOS 18, macOS Sequoia, and visionOS 2 – Apple Support

　新たにRAWフォーマットが追加サポートされた2025年04月下旬発売の「Canon PowerShot V1」は、2023年に発売された本格的な動画撮影を楽しめるPowerShot Vシリーズの第2弾となるコンパクトデジカメで、大型1.4型CMOSセンサーや冷却ファンを搭載し、430P設定で2時間以上の長時間動画撮影が可能となっているそうです。

　RAWフォーマットの追加サポートはmacOSのセキュリティ機能XProtectやフォントなどと同じく「システムデータファイル」に分類されており、アップデートは段階的にロールアウトされ、サポートされたRAWフォーマットはApple製の写真やプレビューアプリはもちろん、サードパーティ製のアプリでも処理できるようになっているので、対象のカメラをお持ちの方はチェックしてみてください。

これらのオペレーティングシステムでは、デジタルカメラのRAW形式の画像処理についてサポートが拡充され、細部をより鮮明に再現できるようになり、ノイズ除去の性能も上がりました。また、RAW形式を扱えると、画像処理の自由度が広がります。RAWに対応した他社製アプリを使ってRAW形式を処理できます。ほかのRAW形式についてもサポートを拡充する予定です。

iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoia、visionOS 2でサポートされているデジタルカメラのRAW形式より

　なお、Appleは07月のアップデートで、Panasonic LUMIXの型番の整理と古いLUMIXの追加サポートも行ったようです。

2025年07月にRAWフォーマットがサポートされたカメラ

• Digital camera RAW formats supported by iOS 18, iPadOS 18, macOS Sequoia, and visionOS 2 – Apple Support
• Apple、最新のmacOS 15 SequoiaやiOS 18、visionOS 2で「Canon EOS R50 V」や「FUJIFILM GFX 100RF」「Nikon COOLPIX P1100」「Sigma BF」のRAWフォーマットをサポート。