iOS 18とiPadOS 18では、iPhoneやiPadでもAirPodsやワイヤレスゲームコントローラの反応を向上させゲームアプリのパフォーマンスを最高に設定する「ゲームモード」が利用可能になっています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2023年009月にリリースしたmacOS 14 Sonomaで、数ミリ秒で優劣が左右されるゲームを快適にプレイできるよう、Macのバックグラウンドタスクの稼働率を抑え、CPUとGPUタスクを優先的に確保し、最大限ゲームに割り当てる「ゲームモード (Game Mode)」を導入しましたが、
日本時間2024年09月20日にリリースされたiOS 18とiPadOS 18では、このゲームモードがiPhoneとiPadでも利用できるようになっています。
ゲームモードがONになると
iOS 18とiPadOS 18ではApple Arcade配信のゲームアプリを含む、ゲームカテゴリーのアプリが起動すると、自動的にゲームモードがONになり、バックグラウンドで動作している他のアプリの稼働率を抑え、ゲームアプリのフレームレート(FPS)を最大限まで引き出すように設定されます。
また、Xbox Wireless ControllerやSony DualShock4、Sony DualSenseなど、AppleのGame Controller FrameworkでサポートされているBluetoothゲームコントローラーでは、通常ポーリングレート(Sniffインターバル)が15msとなっていますが、ゲームモードがONになるとポーリングレートが半分の7.5msになり、入力データの到着頻度が2倍になります。
さらに、ゲームモードではAirPods Pro (第2世代)のBluetoothのサンプリングレートが2倍になり、より低レイテンシーのゲームサウンドを楽しむことができ、ファームウェア「7A294」アップデートを適用することで、
Gamers also now have the best wireless audio latency Apple has ever delivered for mobile gaming and can enjoy improved voice quality, including 16-bit, 48kHz audio, when chatting with teammates and other players.
About firmware updates for AirPods – Apple
16ビット、48kHzオーディオでチームメイトや他のプレイヤーとチャットを行うことが可能になり、AirPod (第3世代)とAirPods Pro, AirPods Max以降では、パーソナライズされた空間オーディオにより没入感のあるサウンドを体験できます。
ゲームモードを必要とするのはDEATH STRANDINGやバイオハザードシリーズ、レーシングゲームなど一部のAAAタイトルのゲームで、シンプルなインデーゲームにはあまり必要ないと思われますが、A17 Proチップを搭載するiPhone 15 Proでは30%パフォーマンス(FPS)の向上が確認されているので、AAAゲームをiPhoneやiPadでプレイされている方は試してみてください。
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