iPhoneのオーディオを共有のようにMacに接続された2つのBluetoothオーディオデバイスでオーディオを共有できるアプリ「PairPods」のBeta版がリリースされています。詳細は以下から。
Appleは2019年10月にリリースした「iOS 13.1」に1台のiPhoneにAppleのAirPodsやBeatsワイヤレスイヤホンを接続し、Apple MusicやTV、その他サードパーティ製アプリなどで再生されるオーディオを共有できる「オーティオ共有」機能を実装しましたが、

iPhoneのオーティオ共有
このオーディオ共有と同じように、Macに接続された2つのBluetoothオーディオデバイスに同じ音声を配信&共有できるユーティリティ「PairPods」が新たにリリースされています。
PairPods
PairPodsを開発したのは、元Qualcommのハードウェアエンジニアで、2017年にスティーヴン・ホーキング教授の音声合成装置「Speech Plus CallText 5010」のエミュレーターを開発されたイギリスのPawel Wozniakさんで、PairPodsを利用するには公式サイト/GitHubリポジトリからアプリをダウンロード&インストールし、macOSの設定アプリからAirPodsやBeats、その他汎用のBluetoothイヤホンやスピーカー2台をMacに接続します。
次に、PairPodsアプリを起動すると、メニューバーにPairPodsアプリのアイコンが表示されるので後は[Share Audio Command + S]をクリックするだけで、Macに接続された2台のオーディオデバイス(仮想オーディオのPairPods Output Device)に同じ音声が配信されます。
PairPodsのシステム要件はmacOS 13.5 Ventura以降のIntel/Apple Silicon Macで、Beta版の段階のためBluetoothオーディオデバイス個々のボリュームの調整や3台以上のデバイスが接続されている場合のデバイス切り替えなどの機能は実装されていませんが、ソースコードはオープンソース(MIT)で公開され、アプリは開発者署名と公証付きでGitHubリポジトリに公開されているので、Macでもオーディオ共有を行いたい方は試してみて。
brew install --cask pairpods
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