Mac用システムモニタアプリ「Stats」でサーマルスロットリングによるCPU制限のチェックが可能になっています。詳細は以下から。
StatsはポーランドのSerhiy Mytrovtsiyさんが2019年頃から公開しているMac用システムモニタアプリで、オープンソースで開発されているものの有料のiStat MenusやMenuBar Statsに近い数の情報をメニューバーからチェックできますが、このStatsがv2.6.7アップデートでサーマルスロットリングにるCPU制限が確認できるようになっています。
Stats v2.6.7
- feat: added CPU limits (scheduler and speed limits) (#540)
- fix: fixed order of top processes in the CPU, RAM, and Battery modules (#594)
- fix: fixed race condition in the Bluetooth module (#591)
リリースノートより
Macでは以前、Intel Core i9を搭載したハイエンドのMacBook Proで筐体がCPUの熱を処理できずサーマルスロットリングが発生し、CPUクロックが低下するという問題が確認され、その後Appleがパッチをリリースする自体が発生し、その後、Xcodeのコンパイル中にもスロットリングが発生しているとしてメニューバーから現在の最大CPUスピードや温度、コア数がチェックできる「Hot」アプリがリリースされていますが、
Stats v2.6.7では、このHotの機能を移植(#540)し、CPUモジュールに[Scheduler limit]と[Speed limit]値が追加され、CPU温度が高い状態が続くとCPU速度が100%から下がり制限されていく様子が確認できるようになっているので、興味のある方はチェックしてみてください。
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